もっと詳しく

<p>窃盗団か?買取業者か??旧車に挟まる「高価買取」の名刺やチラシの正体とは – 自動車情報誌「ベストカー」</p><p>窃盗団か?買取業者か??旧車に挟まる「高価買取」の名刺やチラシの正体とは(最新事情をお届けします) #『所さん!事件ですよ』 ご覧の皆さまへ、車両盗難最新事情をお届けしますー!</p><p>先日、マンション敷地内の駐車場に普段停めている筆者のクルマ(1998年初度登録アルファスパイダー)のワイパーに「現金! 高価買取します」のチラシが挟まれていた。ちなみに今のマンションに住んで20年以上が経過しており、アルファスパイダーも同…</p><p>だいたいこのようなことが書いてある。これに、建機やフォークリフト、トラック、ワンボックスなどの写真やイラストが記載されている。 挟まっていたチラシ。電話番号で検索してみたが、会社名には紐づいておらず、いっぽう会社名で検索するといちおう公式サイトは存在していたが、住所をグーグルマップで見てみても店舗らしきものは見当たらなかった… ところで「高価買取」のチラシを入れた会社は本当に存在しているのか? とは挟まれた人ならだれもが気になることだろう。結論から書くと、 (1)実在しており中古車買い取りや販売、輸出を行っている 大きくわけてこの2つとなる。普通に考えれば(1)は実在する事業者だから安心、(2)は架空の会社怪しい、となるのだろうが、実は実在していても盗難に関わる業者である可能性もある。 以下は、茨城県に住むYさんのケースである。 「買取チラシが入っていたら盗難に注意!」というのはニュースで読んだことがある。だけど、自宅敷地内なんだから盗まれるはずはない。そう思っていたYさんだったが、ある日事件は起きた。 深夜、Yさん宅の駐車場から愛車の80スープラが盗まれようとしているところに、たまたまクルマに乗った地元の友人が通りがかった。 人影が気になり、戻ってみたところ大柄な男性二人がYさんのクルマの周りで何かしている。すぐに110番通報したが警察が来る前に逃げられてしまった。しかし、首謀者は外国人で、まさにチラシを挟んでいった××トレーディングの経営者だった。 Yさんからの情報提供を受けた際、住所を見たら筆者が仕事でよく訪れる場所にとても近かった。そこで本当にこの会社が実在するのか、チラシに記されていた住所をたどっていくと…実在していた! 古いマンションの一室という感じで看板(?)も紙に印刷されたもので、内容もチラシとほぼ同じであった。 つまり、実在している買い取り業者で事業の実績があったとしても盗みを働くこともあるということ。「怪しい会社があります!」という程度では警察も動いてはくれないので、チラシが挟まれたら自分で注意するべし。</p>