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<p>二十四節気は「大暑」へ。暑さ極まり夏は本番! あなたのお楽しみは何?(tenki.jpサプリ 2022年07月22日) – tenki.jp</p><p>【二十四節気は「大暑」へ。暑さ極まり夏は本番! あなたのお楽しみは何?】 「暑気至りつまる時節」とは江戸時代の『暦便覧』のことばですが、暑さがピークに達す..</p><p>「暑気至りつまる時節」とは江戸時代の『暦便覧』のことばですが、暑さがピークに達する時期ということです。「猛暑」や「酷暑」ということばが日常に聞かれるようになり、暑さもレベルアップしています。先ずは暑さ対策をしっかりと行うことが夏を楽しむ第一歩、と心得ましょう。夏休みも始まりました。楽しい想い出がたくさんできるのも夏。旅に出る、それも素敵ですね。出かけずとも身のまわりに夏の風物を見つけて楽しめば、意外な発見があるかもしれませんよ。</p><p>ではありませんか。46歳で弟子の曾良を伴い3月に江戸を出発した芭蕉が、この句を詠んだのは山形県の立石寺です。東北を旅しながら辿りついた山の中のお寺で、芭蕉の耳に聞こえてきた蝉の声は、あなたにはどんな風に聞こえてきますか。読んだ人それぞれに響く蝉の鳴き声はきっと違うことでしょう。だからこそこの句が読み継がれていくような気がします。 「花火大会」夏のお楽しみ! 今年はどうかな? 花火大会の由来として亡くなられた方々への慰霊があります。享保17(1732)年に起きた大飢饉は暖冬に続く冷夏に合わせ、害虫の発生が重なり大凶作となりました。そのため大量の餓死者が出るという大変悲惨なものだったそうです。翌年八代将軍・徳川吉宗が、両国の川開きの日に犠牲となった多くの人々の霊を慰め、悪霊退散を祈願して花火を打ち上げたのが始まりといわれています。 空に大きく開く花々は送り火となって亡き方々へ供養の祈りが届くことでしょう。また花火の輝きが明るく照らす水面に水の恵みのありがたさが実感されます。 花火が上がるドーンの音と同時にガヤガヤしていた群衆も一瞬口をつぐみ、いっせいに空を見上げ広がる花火を見守ります。パトロールのおまわりさんや警備員さんも笛を吹くのを忘れて一緒に見上げます。誰もがともに楽しめる花火大会のなつかしい情景が、すべての場所に戻って来ることを願っていきたいと思います。 夏の「土用」はちょうど暑さがピーク! 「土用」は土の気が旺盛なるという「土旺用事」が変じて「土用」になったともいわれています。本当は春夏秋冬、それぞれの季節の変わり目に置かれているのが「土用」です。夏はちょうど暑さの極みである「大暑」と重なります。暑さで体力を消耗し食欲も落ちてくる、だからこそしっかりと食べて養生をする、それが「土用」の過ごし方かもしれません。 夏の土用の丑の日には「う」のつくものを食べるといい、などといわれています。一番にあがる「鰻」は栄養をつけるのにはもってこいですが、他にも夏らしい「瓜」類があります。冬瓜、ゴーヤ、きゅうりなど夏が旬の野菜には豊富な水分があり、熱くなった身体を冷ますといわれています。酸っぱい「梅干し」は食欲をそそられたり疲れにもよさそうです。あたりまえ過ぎて見逃しがちなのが「うどん」です。身体のエネルギー源となるでんぷん質もまた大切ですね。 「茹で上る麺のゆたかに土用かな」 金子青銅</p>