シカゴ市街地でIMSAとNASCARカップシリーズ併催へ。2023年7月初旬の開催を計画

 IMSA公認シリーズが2023年、アメリカ・イリノイ州シカゴのストリートコースで開催されるNASCARカップシリーズに加わることが明らかになった。

 7月19日に発表された、2023年7月1~2日の週末に開催されるNASCARシカゴ・ストリートレースは、シカゴのダウンタウンに合計12のターンを設置した全長2.2マイル(約3.54km)の特設ロードコースでレースカーを走らせるもの。

アキュラの新型LMDh『ARX-06』が初テストを完了。フロントマスクも公開

 ホンダの北米ブランドであるアキュラが2023年に向け開発中の新型LMDh車両『ARX-06』が、フランスのマニクールにおいて、初のサーキットテストを完了した。

 ARX-06は、現在DPiクラスでARX-05を走らせているウェイン・テイラー・レーシングと、メイヤー・シャンク・レーシングの手により、来季のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスにデビューを飾り、ポルシェ、BMW、キャデラックのLMDh車両と競うこととなる。

【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第10/11戦】萎縮し遅くなっては意味がない。失敗から成長せよ

 2022年、アルファタウリの角田裕毅は、F1での2シーズン目を戦っている。昨年に続き、エディ・エディントン氏が、グランプリウイークエンドを通して角田の動きをくまなくチェックし、豊富な経験をもとに、彼の成長ぶり、あるいはどこに課題があるのかを忌憚なく指摘する。今回は2022年F1第10戦イギリスGPと第11戦オーストリアGPについて語ってもらった。

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 シルバーストンを訪れた私は、次のオーストリアGP行きの誘いを断れず、2週連続で現地でレースを見る羽目になった。大勢の人々に知恵を授け、私の忠告に従った賢明な人々は、好成績を収めたようだ。詳しいことは、ギュンター・シュタイナー、あるいはオットマー・サフナウアーに聞いてみるといい。

 さて、いつものように「早く本題に入ってください」と君にせかされる前に、角田裕毅の話をすることにしよう。本当はイギリスGP決勝11周目以降の話をするのは気が進まないのだが、これが本コラムのテーマなので逃げるわけにはいかない。

F1技術解説:第11戦(2)FIAが取り締まろうとしているスキッドブロックのトリック

 2022年F1第11戦オーストリアGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。第1回「アップデート導入のレッドブルに勝利したフェラーリ。リヤリミテッドサーキットで示した優位性」 に続く今回は、スキッドブロックに関して一部チームが行っているといわれるトリックに注目する。

火災が起きたサインツ車の対応について、レッドブルリンクのマーシャルが声明を発表。消火の手順は正しかったと主張

 F1第11戦オーストリアGPの決勝レースにおいて、火災の起きたカルロス・サインツ(フェラーリ)のマシンへの到着が遅かったという批判を受けたレッドブルリンクのマーシャルは、声明を発表した。

 オーストリアGPの決勝レース後半、サインツはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を追って2番手を争っていたが、残り16周のところで壊滅的なエンジントラブルが発生した。サインツはターン4でマシンをコース外に寄せて停車せざるを得なかったが、マシン後部から炎が上がっていても、ブレーキを踏み続けている必要があったため、コクピットから出ることができなかった。