レッドブルF1代表、ポーパシング問題でライバルを批判「規則変更を狙ってドライバーに大騒ぎさせている」ラッセルは反論

 F1ドライバーたちの協会グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)から、新世代F1マシンのデザインがもたらしたポーパシング現象(激しい縦揺れ)がドライバーの健康に及ぼす影響について調査するよう強い要請を受け、FIAはこれを解消、あるいは大幅に軽減するための解決策を見出そうとしていると明らかにした。しかし、ポーパシングの影響が比較的小さいレッドブルは、レギュレーション変更を行うなら不公平になるとして反発している。

3戦連続入賞のアロンソ。ストレートでスピードを発揮したエンジンは「大きな進歩を遂げた」と満足/F1第8戦

 F1第8戦アゼルバイジャンGPにおいて、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、3戦連続となるトップ10フィニッシュを決めた。このコースでは、アルピーヌのエンジン分野の強みがさらに証明されたことになった。

 予選で10番手につけたアロンソは、ミディアムタイヤでの第1スティントで5番手まで順位を上げた。17周目でハードタイヤに交換した後は15番手からの戦いになり、7位でフィニッシュした。フェラーリのふたりのリタイアと、角田裕毅(アルファタウリ)のDRSの問題にも助けられた形だ。

イングラムがヒョンデ初ポールから連勝。大クラッシュのダン・ロイドは今季欠場か/BTCC第4戦

 6月11~12日にオールトンパークで争われたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権第4戦は、開幕序盤戦のリーダーボードを率いたトム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8・トレードプライスカーズ.com/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)が、自身唯一となる「表彰台を獲得していないサーキット」で躍進。イングラムにとっては今季初、そしてヒョンデとエクセラー8・モータースポーツにとっても初めての予選ポールポジション獲得から、見事な連勝劇を決めている。

 一方、リバースグリッドからステファン・ジェリー(チームBMW/BMW 330e Mスポーツ)が勝利を飾った最終ヒートでは、高速直線区間で発生した多重クラッシュにより、4冠王者コリン・ターキントン(チームBMW/BMW 330e Mスポーツ)とイングラムの僚友ダン・ロイド(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8・トレードプライスカーズ.com/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)が救急搬送される事態に。肺を損傷したロイドは、現時点で今季残りのシーズン参戦は難しい状況となってしまった。

下田紗弥加がD1GP女性ドライバー初の追走ベスト8進出「いつかバッチバチな戦いができるように頑張りたい」

 関係者はあまり驚かなかったのではないだろうか。それくらい、ごく自然に下田紗弥加は女性ドライバー初のD1グランプリ(D1GP)ベスト8進出を果たした。そこにもうガラスの天井はなかった。

 2001年に始まったD1GPの歴史で、初めて追走に勝ち上がった女性選手は味元美智恵だ。それが2014年(ただしこのときは追走予選)。D1GPにおいて、女性ドライバーが追走進出というガラスの天井を破るまでに8年かかったのだ。なお味元は2015年第1戦の追走予選で勝利し、16位という成績を残したが、これが女性選手の最高順位だった。