“ミスター・サタデー”の本領発揮。ラッセルがF1初ポール「飛躍の理由はよく分からないが、チームにとって重要な結果」

 2022年F1ハンガリーGPの土曜予選で、メルセデスのジョージ・ラッセルは自身のF1キャリアで初のポールポジションを獲得した。ウイリアムズ時代から予選で速く、“ミスター・サタデー”と呼ばれたラッセルが、メルセデスに今シーズン初のポール(2021年サウジアラビアGP以来)をもたらした。

 チーム代表トト・ウォルフは、「Q3の初めから、タイヤを正しいウインドウに入れることができ、マシンバランスがよくなり、すべてがうまくまとまった」とコメントした。

【角田裕毅F1第13戦密着】不調の原因を特定できないまま迎えた土曜。予選はQ2まで1000分の35秒届かず16番手

 土曜日のハンガロリンクは朝から雨曇が空を覆い、昼過ぎには雷を伴う激しい雨に見舞われた。ウェットコンディションで始まったF1第13戦ハンガリーGPのフリー走行3回目。しかし、ハンガロリンクの雨はアルファタウリ勢にとって、決して恵みの雨とはならなかった。予選前の最後の練習走行で、アルファタウリの2台は角田裕毅が17番手、チームメートのピエール・ガスリーは19番手に終わったからだった。

 金曜日のフリー走行後、エンジニアとともに問題点を見つけて、土曜日に向けて改善したいと言っていた角田。しかし、土曜日のフリー走行でのマシンの調子は「あまりよくなかった」(角田)という。理由は、金曜日のフリー走行でバランスが安定しなかった原因が特定できなかったからだった。

フェルスタッペン、“パワー関連の小さな問題”により予選10番手「マシンを改善して上位を狙っていたのに」/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはトラブルのため10番手に沈んだ。

 チームは「マックスはQ3終盤にパワーロスに見舞われ、最後のフライングラップを開始することができなかった」と述べている。

 Q3最初のランでは「フロントエンドのグリップがなくなった」としてターン2でひどいロックアップをし、1分18秒823のタイムにとどまった。最終アタックでは、アウトラップのターン2でパワーロスを訴えた。ステアリングホイール上の設定での解決法を指示されたものの、問題は修正されず、チェッカーフラッグの前にラインを越えることができなかった。そのため、フェルスタッペンは最終的に10番手という結果になった。

角田裕毅、予想外のQ1敗退「グリップ不足でマシンが運転しづらかった。決勝で挽回したい」/F1第13戦予選

 2022年F1ハンガリーGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は16番手となり、Q1で敗退した。

 1分20秒580から1分19秒904にタイムを上げるが、これがターン5のトラックリミット違反で取り消され、最後に自己ベストの1分19秒240を記録。しかしQ1で15番手のランス・ストロール(アストンマーティン)と0.035秒差で敗退となった。

ロッシが3年ぶりの勝利【順位結果】インディカー第13戦インディアナポリス

 30日にインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースでNTTインディカー・シリーズ第13戦の決勝レースが行われ、予選2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が3年ぶりの勝利を飾った。