イタリアン・スター候補対決を制した、地元出身ダミアーノ・デ・トマソが初優勝/ERC第6戦

 7月23~24日にイタリアの首都で開催された猛暑のターマック(舗装路)イベント、2022年ERCヨーロッパ・ラリー選手権第6戦『ラリー・デ・ローマ・キャピタル』は、地元出身スペシャリストたちの饗宴を制したダミアーノ・デ・トマソ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)がシリーズ初優勝を飾った。週末を支配したアンドレア・クルグニョーラ(シトロエンC3ラリー2)は、残り2SSでスロットル不調に見舞われ失意の5位に終わっている。

 前戦リエパヤ勝者のマルティン・セスク(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)が、引き続きチームMRFタイヤのシートを確保し、ERCで2冠を誇る大ベテランのジャンドメニコ・バッソ(ヒョンデi20 Nラリー2)や、シモン・カンペデッリ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)らイタリア出身の実力派ドライバーが顔を揃えた首都ローマ決戦。

元F1ドライバーのダニール・クビアト、インディアナポリスでNASCARカップシリーズ初参戦へ

 長年レッドブル/トロロッソ、アルファタウリのドライバーとしてF1を戦い、フェラーリやアルピーヌでも開発兼リザーブを歴任したダニール・クビアトが、今週7月30~31日に“聖地”インディアナポリスで開催される2022年NASCARカップシリーズ第22戦『ベライゾン200・アット・ザ・ブリックヤード』で、自身初のストックカー・デビューを飾ることが発表された。

 急転直下、いきなり北米最高峰への挑戦を決めたクビアトは、インディアナポリスのロードコースでチーム・ヘイズバーグ・バイ・ローム・ブラザーズ・レーシングが用意する26号車のトヨタ・カムリをドライブし、チームのレギュラードライバーであるロリス・ヘゼマンズの27号車フォード・マスタングとともに聖地での週末に挑む。

Jujuを悩ませたセッティング変更。クラッシュ続発の決勝で活かせずも、トップドライバーと競り合う/Wシリーズ通信第4戦

 Wシリーズの第4ラウンド、フランス大会。30分間のフリー走行を14番手で終えたJuju(野田樹潤)は、手応えをつかんで午後7時25分から始まる予選へ向けて、コーチとともにマシンの調整を行った。

 しかし、予選が始まり、アタックするためにコースインすると、マシンは自分が描いていたイメージとは違った感触になっていた。

WRC日本ラウンド『ラリージャパン2022』SS観戦チケットが7月28日正午から発売開始

 11月10日から13日にかけて、愛知県と岐阜県で開催されるWRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』のSS観戦チケットが、インターネットチケット販売サイト『e+(イープラス)』を通じて7月28日(木)正午から発売開始となる。

 すでに販売がスタートしているサービスパーク(豊田スタジアム)への入場チケットに続いて売り出されるSS観戦チケットは、その名のとおり10日(木)から13日(日)にかけて、愛知、岐阜の両県で行われる各スペシャルステージ(SS)でラリーを観戦するための前売チケットだ。

ポーパシング対策としてのF1フロア規則の変更に6チームが猛反発。FIAは安全面で妥協はできないと言明

 新世代F1マシンが抱える問題であるポーパシング/バウンシングはドライバーの健康面や安全性において懸念すべきことであるとして、FIAはこれを解決するために介入を決めた。しかし、10チーム中6チームが強い反発を示し、2023年の技術レギュレーション変更に対して法的措置を検討すると主張するチームもあるといわれる。

 FIAは、短期的な対策としては、ベルギーGPからチームが新しい技術指令に従うことを求め、2023年にはフロア周りの技術レギュレーションを変更、ポーパシングを抑制し、フロアのたわみをより厳格に取り締まる計画を立てている。この時期になってからのレギュレーション変更について、FIAは、安全性に関わる問題であり、チームの同意を必要としないと主張している。