マンションのエントランスからエレベーターに駆け込むと、小学4年生の男の子が4人乗っていました。9階のボタンを押すと、後ろから「しょうがない、まずは9階からいこう。」という声が聞こえます。よくみるとボタンは9階しか押されていません。「あれ、9階押して大丈夫だったかな、みんなどこに行くの?」と聞くと、「異次元空間!」と答えてくれました。このエレベーターは異次元空間につながっているらしいのです。「そうなんだ…!今度どんなところだったか教えてね!」と会話した彼らはもう中学生。 「あの子ね、今でもどこかで信じ…