乾汽船、経常益137億円見込む。通期を上方修正 ()

乾汽船は10日、2023年3月期通期連結経常利益が前期比2%増の137億円になりそうだと発表した。堅調なハンディサイズバルカー市況や為替影響を見込み、前回(5月)予想(105億円)から上方修正した。売上高は前期比21%増の454億円、営業利益は横ばいの133億円、純利益は20%減の94億円を見込み、いずれも5……

日港協、税制支援を延長要望。国交相に、投資促進など3項目 ()

日本港運協会(久保昌三会長)は9日、同日付で斉藤鉄夫国土交通相に対し、来年度の港湾運送事業関連の税制改正に関する要望書を提出したと発表した。港湾の国際競争力強化に向け、事業環境の整備が不可欠となる中、中小企業投資促進税制や中小企業経営強化税制の延長などを求めた。日港協は要望書で、……

商船三井、風力推進BC発注。24年竣工 大島造で2隻目 ()

商船三井は10日、グループ会社の商船三井ドライバルクが運航し、木質バイオマスエネルギー大手の米エンビバ向け木質ペレットを輸送するバルカーに、風力を船の推進力として活用する硬翼帆式風力推進装置「ウインドチャレンジャー」を搭載することを決め、同船の建造契約を大島造船所と締結したと発表し……

寺崎電気4―6月期、経常益2.1倍4.4億円。原材料高も円安享受 ()

船舶用システム製品などの事業を手掛ける寺崎電気産業が10日発表した2022年4―6月期連結決算は、経常利益が前年同期比2・1倍の4億4400万円となった。営業段階では原材料価格の高騰などで減益だったが、経常・最終利益段階では為替の円安進行が寄与し大幅増益となった。売上高は11%増の90億円。船舶用シ……

【インタビュー 港湾トップに聞く】下関市港湾局長・酒井貴司氏、国際フェリー・RORO船に脚光 ()

下関港(山口県)への注目が高まっている。国際物流の混乱が長期化する中、同港に寄港する国際フェリー・RORO船サービスの定時性とスピードに対する認知度が向上。海上コンテナ輸送、航空輸送の代替として利用する動きが広がり、2021年の貨物取扱量は増勢に転じた。同港の現状と利用促進への取り組み、……

三菱倉庫、越物流大手ITLに出資。合弁相手と連携強化 ()

三菱倉庫は10日、ベトナムの大手物流企業インドトランスロジスティクス(ITL)の株式13・63%を取得したと発表した。三菱倉庫とITLはベトナムで合弁物流会社を運営しており、今回の出資によりパートナーシップを強化。双方のノウハウ、ネットワークを組み合わせ、ベトナム国内だけでなく、インドシナ半……

【MariTech 海事未来図】丸紅、目的地到着を最適化。船舶航行、ブルービスビーに参画 ()

丸紅は3日、船舶の目的地到着の最適日時を通知する統合システム「ブルービスビーソリューション」の開発に取り組むブルービスビーコンソーシアムに参画したと発表した。丸紅は同社が運航するガス・ケミカルタンカー船隊や化学品取引のネットワークを活用し、同システムの実証・実装を支援し、化学品の……

NXHD、海外・国際物流けん引。通期予想を上方修正 ()

NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は10日、2022年1―6月期(上期)業績と22年12月期通期見通しの上方修正を発表した。通期業績についてはフォワーディングの伸長により、売り上げ・各利益段階で上方修正した。海上・航空輸送の需給緩和が事前予想ほど進まず、上期は海外・国際物流事業の業績が上……