【角田裕毅F1第12戦密着】Q2最終アタックはスーパーラップ、4戦ぶりのQ3進出「アップデートに結果で応えられた」

 F1第12戦フランスGPの予選で、角田裕毅(アルファタウリ)は第8戦アゼルバイジャンGP以来、4戦ぶりにQ3に進出した。予選を終えて、ミックスゾーンにやってきた角田は、安堵した表情でこう答えた。

「率直にうれしいです。チームがアップデートしてきたことに対して、結果で応えることができてよかった。明日のレースでもきちんとまとめてしっかりとポイントを持ち帰りたいと思います」

チームも喜んだ角田裕毅の予選8番手「新パッケージへの適応に苦労したが、皆で解決策を見つけ出した」/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はQ3に進出し、8番手を獲得した。角田が今年Q3に進んだのは、マイアミ、アゼルバイジャンに続く3回目。

 ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのギヨーム・デゾトーは、角田の予選について次のように振り返った。

「裕毅には昨日と比べて明らかに進歩が見られた。彼は良い仕事をして、予選Q3までマシンを持っていき、8番グリッドを確保した。予選全体で安定した走りを見せていた」

ガスリー7番手「新パーツ投入でトップ10に戻ってくることができた」:アルファタウリ/F1第12戦金曜

 2022年F1フランスGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=5番手/2=7番手だった。アルファタウリは今回、フロア周りとエンジンカバーにアップデートを施している。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=5番手(1分34秒979:ソフトタイヤ/21周)/2=7番手(1分33秒906:ソフトタイヤ/24周)

【角田裕毅F1第12戦密着】アップデート投入で「パフォーマンスはかなり上がっている」予選Q3進出も見える速さ

 アルファタウリがこのF1第12戦フランスGPにアップデートしたマシンを投入してきた。アルファタウリのアップデートは、第4戦エミリア・ロマーニャGPに新しいフロアを投入して以来、8戦ぶり。角田裕毅にどれくらい期待を抱いているかを木曜日の囲み会見時に尋ねると、「トップ3」と言った後、笑って「これは冗談ですが、トップ6とかトップ7は狙えると信じています」と語った。

 じつは同じ質問は同じ日のFIA会見でチームメイトのピエール・ガスリーにも行われており、ガスリーはなんと「ポールポジション」と言って会場を笑わせていた。

角田裕毅、待望のアップデートに満足「旧型で比較作業の後、新パッケージで走行。違いは明らかだった」/F1第12戦金曜

 2022年F1フランスGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=18番手/2=14番手だった。

 アルファタウリは今回大規模なマシンアップデートを持ち込み、フロア周りとエンジンカバーに変更を加えた。チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、今回のアップデートは期待どおり機能していると、ポジティブな感想を述べている。

角田裕毅、フランスGPでの大規模なアップデート投入に期待「また中団トップで争いたい」/F1第10戦プレビュー

 アルファタウリの角田裕毅は、今週末のF1第12戦フランスGPに向け、マシンに大きなアップグレードを投入することで中団勢のトップで争えるようになることに期待していると語った。

 第11戦オーストリアGP終了時点で、角田は11ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権で16位につけている。スプリントの行われたオーストリアGPでは16位に終わり、「今年ここまでで一番厳しいレース週末だった」と振り返った。

感情的になりやすい角田裕毅に対して他ドライバーたちがアドバイス。重要なのは「バランス」とサインツ

 レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコが角田裕毅(アルファタウリ)の激しい気性に苦言を呈したことが話題になるなか、レース中に感情的になることは仕方ないというF1ドライバーたちから角田へアドバイスが寄せられた。

F1日本GPの角田裕毅ヘルメットをデザインしよう! レッドブルが『#待ってたぞ鈴鹿』企画第1弾を発表

 7月20日、レッドブル・ジャパンは10月7~9日に鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GP『Honda 日本グランプリレース』に先立ち、アクセル全開連続サプライズ企画『#待ってたぞ鈴鹿』第1弾を発表。母国GPとなる角田裕毅(アルファタウリ)のヘルメットデザインコンテストを実施すると発表した。

【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第10/11戦】萎縮し遅くなっては意味がない。失敗から成長せよ

 2022年、アルファタウリの角田裕毅は、F1での2シーズン目を戦っている。昨年に続き、エディ・エディントン氏が、グランプリウイークエンドを通して角田の動きをくまなくチェックし、豊富な経験をもとに、彼の成長ぶり、あるいはどこに課題があるのかを忌憚なく指摘する。今回は2022年F1第10戦イギリスGPと第11戦オーストリアGPについて語ってもらった。

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 シルバーストンを訪れた私は、次のオーストリアGP行きの誘いを断れず、2週連続で現地でレースを見る羽目になった。大勢の人々に知恵を授け、私の忠告に従った賢明な人々は、好成績を収めたようだ。詳しいことは、ギュンター・シュタイナー、あるいはオットマー・サフナウアーに聞いてみるといい。

 さて、いつものように「早く本題に入ってください」と君にせかされる前に、角田裕毅の話をすることにしよう。本当はイギリスGP決勝11周目以降の話をするのは気が進まないのだが、これが本コラムのテーマなので逃げるわけにはいかない。

角田裕毅がアルファタウリF1ポッドキャストに登場。FIA F3での苦労、日本GPへの期待を語る

 アルファタウリF1の公式ポッドキャスト番組『タウリトーク・ウィズ・アルファタウリ』に角田裕毅が登場。ファンからの質問に答えるかたちで、ヨーロッパに渡った当初の苦労を明かした。

 初回のピエール・ガスリーに続き、第2回目となるタウリトーク・ウィズ・アルファタウリに登場した角田。今回もTwitterのスペース上で直接ファンと対話し、「F1ドライバーで一緒にゲームをするなら誰?」や「好きなファッションブランドは?」といったバラエティに富んだ質問にひとつひとつ丁寧に回答していった。