【渡辺康治HRC社長インタビュー後編】2025年末までのサポートに関する契約は今後締結へ「ある程度活動を続けられる」

 ホンダの首脳陣が、2022年F1第11戦オーストリアGPが開催されたレッドブルリンクを訪れた。その目的は、レッドブルへの表敬訪問だ。レッドブルリンクを訪れたメンバーのひとりであるHRCの渡辺康治社長は、ホンダの将来について様々な噂が流れてはいるものの、すぐにF1に復帰するという議論はしていないと認めた。だがレッドブルへのサポートを終え、完全にF1から離れることになった後も、F1の技術的な面には注目していきたいと語った。

角田とのF1契約について代表が語る「今のパフォーマンスを発揮し続ければ残留の可能性が高い」さらなる成長への期待も

 アルファタウリF1代表のフランツ・トストが、角田裕毅の2023年について、今のパフォーマンスを発揮し続けていれば残留する可能性が高いと語った。レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、角田を「問題児」と呼び、改善の必要を指摘したが、トストは自分は問題児は好きであり、大きな可能性があるとして期待を示した。

「今の時点では打つ手がない」ガスリー、オーストリアの週末に落胆。アルファタウリF1はフランスでアップデートを予定

 ピエール・ガスリーは、F1第11戦オーストリアGPの週末を“散々”と評し、アルファタウリには緊急のアップグレードが必要だと述べている。

 ガスリーのレッドブルリンクでのレースには、いいところがまったくなかった。難しいレースで順位は15位と低迷し、チームメイトの角田裕毅のひとつ上にすぎなかった。

ガスリー、ペナルティの連続で15位「忘れてしまいたい週末。新パッケージに期待」:アルファタウリ/F1第11戦決勝

 2022年F1オーストリアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは15位完走という結果だった。ガスリーは、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)と接触したことで5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2、トラックリミット違反で5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科された。

【角田裕毅F1第11戦密着】FP2から続く問題を抱えて臨んだレース。ペースが上がらず16位「絶対に解決しなければ」

 角田裕毅(アルファタウリ)のF1第11戦オーストリアGPの決勝レース結果は、16位だった。

 レース後、ミックスゾーンに帰ってきた角田は、不完全燃焼に終わった週末を次のように振り返った。

「土曜日のフリー走行2回目からクルマに問題があって、スプリントの後にチームが全力で原因を探してくれたんですけど、なかなか見つけられないままレースをスタートしなければならず、まったくペースが上がらずに、このような結果に終わってしまいました」

角田裕毅16位「今年一番厳しい週末。速さがない理由が分からず」チームは問題解決とアップデートの準備へ/F1第11戦

 2022年F1オーストリアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は16位という結果だった。

 16番グリッドからハードタイヤでスタート、2周目には14番手に上がり、ファーストスティントを長く取り、他より1回目のピットストップのタイミングが遅かったことで、17周目には6番手に。26周目にミディアムに交換、18番手でコースに復帰し、46周目に2回目のピットストップを行ってハードに履き替えた後は16番手となった。残り4周の時点でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の後ろに下がり、最下位17位でフィニッシュしたが、ベッテルがタイムペナルティを受けたことで、角田は16位に繰り上がった。

ガスリー、接触で15番手「10番手スタートのチャンスを生かせず本当に残念」:アルファタウリ/F1第11戦スプリント

 2022年F1オーストリアGPの土曜スプリントで、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは15番手に終わった。1周目の1コーナーで、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)と、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を挟みこむ形になり、ハミルトンと接触、18番手に後退した。16番手でフィニッシュした後、アルボンのペナルティで15番手に繰り上がった。

【角田裕毅F1第11戦密着】スタート直後からグリップ不足、順位の入れ替えにも納得「僕のペースが遅すぎた」

 不本意な形で終わったF1第11戦オーストリアGP金曜日の予選Q2での最後のアタック。予選後、角田裕毅(アルファタウリ)は暗黙の了解となっているアウトラップでのオーバーテイクを破ったチームメイトについて、話し合いたいと言っていた。

「話し合いました。チームも(アウトラップでオーバーテイクがあったことは)わかってくれているし、ある程度は納得しました。いまは次に向けてチームとともに前に進みたいと思います」

角田裕毅17番手「他車と比較して圧倒的に遅かった」バランスが予測不可能、チームは原因調査へ/F1第11戦スプリント

 2022年F1オーストリアGPの土曜スプリントで、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は14番グリッドからスタートし、17番手でフィニッシュした。

 スタートでマクラーレン勢とアストンマーティン勢に抜かれ、16番手に落ちた後、さらにニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)に抜かれたが、その3周後にラティフィの前に出た。ベッテルの後退で15番手に上がった角田は、16周目にピエール・ガスリー(アルファタウリ)と周冠宇(アルファロメオ)の後ろに下がり、17番手でチェッカーを受けた。

F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第10戦イギリスGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが金曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはケビン・マグヌッセン(ハース)、ミック・シューマッハー(ハース)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)だ。