ガスリー予選11番手「現状では満足すべき結果。明日も雨になるといいんだけどね」アルファタウリ/F1第10戦

 2022年F1イギリスGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは11番手だった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 15番手(1分29秒885:ソフトタイヤ/23周)
予選 11番手(Q1=11番手1分41秒680:インターミディエイトタイヤ/Q2=11番手1分43秒702:インターミディエイトタイヤ)

 今週末はプラクティスでものすごく苦労してきた。このトラックでは苦戦することは分かっていたけれど、あまり多くの解決法を見つけることができなかった。それでも予選はうまくいったと思う。11番手という結果に満足すべきだ。

【角田裕毅F1第10戦密着】「ドライ寄りのセットアップ」で臨んだ予選。雨脚の強まったQ2では賭けに出るも13番手

 チームメートのピエール・ガスリーが15番手、角田裕毅も17番手に終わったF1第10戦イギリスGPのフリー走行3回目。しかし、その後、雨雲がシルバーストン・サーキットに近寄りだす。だが、イギリスの天候は予測が難しい。そこで、アルファタウリは公式予選に向けて、2台でセットアップを変えた。ガスリーは雨が完全に降ることを予測したフルウエットセッティングにし、角田は雨用でもドライ寄りのセットアップにした。

「ピエールのほうがどちらかというと雨寄りのセットアップにしてダウンフォースをつけていたのに対して、僕は全体的にダウンフォースを低くして、ドライ寄りのセットアップで予選に臨みました」

角田裕毅13番手「困難な状況でとてもいい予選ができた。入賞を目指す」チームは想定以上の結果に安堵/F1第10戦

 2022年F1イギリスGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は13番手だった。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、一日を振り返って次のように語った。

「今回は今のところ我々にとって難しい週末になっている。どちらのマシンも強さを見せていないのだ。それでもドライバーたちとチームが予選でいい仕事をしたおかげで、ウエットコンディションをうまく利用し、ドライコンディションのシルバーストンで現時点で可能と思われる位置よりもはるかに上位に2台をつけることができた」

ガスリー「ペースが全然足りない。相性の悪いコースだが予選に向けて最善を尽くす」アルファタウリ/F1第10戦金曜

 2022年F1イギリスGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=17番手(ノータイム)/2=18番手だった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=17番手(ノータイム/3周)/2=18番手(1分30秒510:ソフトタイヤ/28周)

 かなり早い段階でいくつかのパーツが破損し、それが作業に影響した。でも全体的にペースが大幅に足りないことは確かだ。僕たちは高速コーナーでは苦労する傾向にあるが、このサーキットにはたくさんの高速コーナーがある。サーキット特性を考えると、今週末が厳しい展開になることは予想していた。

【角田裕毅F1第10戦密着】初日16番手も「自分たちの弱点が明確に見える」今後の開発に向けデータ収集に励む

 F1第10戦イギリスGPから木曜日のメディアデーが復活した。その木曜日、メディアの前に姿を現した角田裕毅(アルファタウリ)は、シルバーストン・サーキットで行われるイギリスGPについてこう語っていた。

「僕たちが良いパフォーマンスを出してきたのはモナコなどの低速コーナーが多いサーキットなので、シルバーストンは厳しい戦いになると思います。また、多くのチームがイギリスGPでクルマをアップデートしてくると思います。だから、僕にできることは、できるだけクルマからパフォーマンスを引き出すことだと思っています」

角田裕毅、マシンに苦しみ16番手「ライバルたちに大きく離されている。大幅な改善が必要」/F1第10戦金曜

 2022年F1イギリスGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=9番手/2=16番手だった。

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、FP1ではコースの3分の2がウエット、3分の1がドライに近く、学ぶことのできないコンディションだったため、予定していた走行をすべてFP2で行ったと語った。

シルバーストンでは苦戦を覚悟も「フリー走行を順調にこなせば、それが役に立つはず」と角田裕毅/F1第10戦プレビュー

 アルファタウリの角田裕毅は、今週末のF1第10戦イギリスGPに向けて、厳しいレースを覚悟しつつも、以前より容易にオーバーテイクをできる可能性があると期待を示した。

 前戦カナダGPでは、パワーユニット(PU)の新しいコンポーネントを投入し、グリッド降格ペナルティ受けて最後尾からのスタートを強いられた角田。決勝レースでは順調にポジションを上げていったが、47周目に2度目のピットストップを行いコースに戻った直後にクラッシュを喫してリタイアに終わった。

アルファタウリF1との早期の契約締結を喜ぶガスリー「来年のマシンをどう開発するか戦略を練る時間がある」

 ピエール・ガスリーは、2023年のアルファタウリのシートが早期に決まったことで、チームとドライバーに来年の準備に向けた明確な考えが示されたと述べている。

 チームは先週、ガスリーと2023年の契約を締結した。したがって、夏の間にガスリーが心配する必要のあることがひとつ減ったことになる。

「このチームでさらに18カ月を過ごせるということが分かっているという事実も含めて、いろいろな理由から今週末のシルバーストンを楽しみにしている」とガスリーはアルファタウリのイギリスGPプレビューで語った。

【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第8/9戦】速さはある。契約を確実に決めるにはミスをなくさなければならない

 2022年、アルファタウリの角田裕毅は、F1での2シーズン目を戦っている。昨年に続き、エディ・エディントン氏が、グランプリウイークエンドを通して角田の動きをくまなくチェックし、豊富な経験をもとに、彼の成長ぶり、あるいはどこに課題があるのかを忌憚なく指摘する。今回は2022年F1第8戦アゼルバイジャンGPと第9戦カナダGPについて語ってもらった。

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 バクーからモントリオールという連戦スケジュールを組んだ人間は終身刑に処すべきだ。直行便がなく、へとへとでカナダに到着すると、スーツケースが届いておらず、係員は探してくれようともしない。天気はひどいし(6月半ばに凍えるような思いをするのであれば、イギリスにいればよかった)、時差は8時間だ。帰宅するころには体調が最悪だった。

アルファタウリF1とBuzzがパートナーシップを締結「一緒に協力できることを楽しみにしている」と角田裕毅

 6月27日、F1世界選手権に参戦するスクーデリア・アルファタウリとBuzzグループは、持続可能な開発イニシアチブの加速と若手ドライバーの育成支援を目的とする複数年のパートナーシップを締結したことを発表した。

 イギリス・ロンドンに本社を置くBuzzグループは、モータースポーツの世界的なネットワークを活かし、ファミリーオフィスやカーボンニュートラルファンドマネジメント、保険、証券、不動産、貿易、広告代理店など、多岐にわたる事業を世界で展開している多国籍コングロマリット企業だ。