2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。第12戦フランスGPは例年よりも1カ月ほど開催時期が遅くなったこともあり、非常に高い気温と路面温度に苦しめられた。またケビン・マグヌッセンがパワーユニットのエレメントを交換したため、レースは後方からのスタートが決まっていた。そんななかで予選ではあえてQ3まで進む速さを見せ、チームの士気を高めることもできたという。
コラム第10回は、前編・後編の2本立てでお届け。前編となる今回は、フランスGPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。