新生児の死亡事故が発生した市立輪島病院 2021年6月に市立輪島病院(石川県輪島市)で発生した、常位胎盤早期剥離を伴う新生児の死亡事故。市は全面的に責任を認め、2022年4月、遺族に損害賠償金5825万円を支払い示談が成立した。医療事故調査報告書は、この問題の背景に、一人医長でリスクの高い分娩……
COVID-19外来患者の後遺症を調べた論文が話題に (日経BP)
本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 7月25~31日に最もツイート数が多かったのは、nature medicine誌の論文「Symptoms and risk factors for long COVID in non-hospitalized adul……
COVID-19経口薬、処方のハードル高すぎ問題 (日経BP)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第7波によって、軽症中等症病床は相変わらず大変なことになっています(関連記事:コロナ第7波、軽症中等症患者の臨床データは)。そんな中、第7波が収まったタイミングでCOVID-19を「5類相当」に位置付けるという議論が活発になってきました。インフルエンザと……
「辞めたい」を繰り返す職員が周囲に悪影響、対処法は? (日経BP)
イラスト:畠中 美幸 A眼科診療所に勤務する事務職C子。人柄は悪くはなく、仕事は一通りできるのだが、事あるごとに周りの職員に「辞めたい」と愚痴をこぼしている。 医療機関の職員が、新卒で入職した勤務先で定年まで勤め上げるケースは、それほど多くはない。特に有資格者の場合、転職にはさほど困……
「前に同じようなことは?」が突破口に (日経BP)
こちらは、エキスパートの診断プロセスを体感するコーナーです。今回の症例は59歳男性で、主訴が腹痛です。最終的には遺伝性血管性浮腫の診断に至りますが、その突破口になったのが、「腹痛を繰り返したりしていませんか?」と尋ねたことでした。鑑別に至るまで、どのような診断戦略があったのか。一緒……
英国の原因不明の小児急性肝炎患者44例の特徴 (日経BP)
英国Birmingham Women’s and Children’s NHS Foundation TrustのChayarani Kelgeri氏らは、2022年に英国で報告数が急増した、原因不明の小児急性肝炎患者44人の症例データをまとめ、年齢の中央値は4歳(範囲は1~7歳)、死亡患者はいなかったが、肝移植を必要とする劇症例が14%で、分子生物学的検査を……
重症筋無力症の中心となる病態を解明 (日経BP)
神経筋関連蛋白質に対する自己抗体が産生されてしまうことで全身の筋力低下や易疲労性が起こり、眼瞼下垂や複視、嚥下障害が生じ、重症化すると呼吸筋麻痺による呼吸困難が起こるのが重症筋無力症。日本における罹患率は10万人当たり23人とされるが、病態の解明が十分進んでおらず、対症療法しかないの……
量子計算機、完成形に前進 分子研、演算素子を高速化 (共同通信)
「2量子ビットゲート」のイメージ。二つのルビジウム原子に1000億分の1秒だけレーザー光を照射する(分子研・富田隆文特任助教提供) 現在のコンピューターよりはるかに高性能な「量子コンピューター」の根幹となる演算素子「2量子ビットゲート」の大幅な高速化に成功したと分子科学研究所(愛知県岡崎……
金属原子を絶対零度に冷却、量子コンピューターに使う新技術開発…分子科学研 (読売新聞)
金属の原子をほぼ絶対零度に冷却し、量子コンピューターの基本素子「量子ビット」として使うための技術を新たに開発したと、分子科学研究所(愛知県岡崎市)の大森賢治教授(量子物理学)らのチームが発表した。大森教授は「先行する超伝導回路などの方式より、容易に大規模化できる」と強調している。……
凱旋門すっぽり、チリ北部の謎の大穴 どんどん広がり1週間で倍に… (朝日新聞)
チリ北部コピアポで2022年8月7日、1週間で倍の大きさになった穴=ロイター [PR] 南米チリの北部にある銅山の近くに巨大な穴が出現し、広がっている。 直径が1週間で2倍に広がって50メートル以上になり、深さも200メートル以上で、フランスの凱旋門がすっぽり入る大きさだという。7日にロイター通信が報……