千代田化工建設は、ガス火力発電排ガスに適した二酸化炭素(CO2)回収技術開発を進める。同社はグリーンイノベーション(GI)基金事業として、地球環境産業技術研究機構(RITE)、JERAと共同で新規固体吸収材を用いた低濃度CO2回収システムの開発・実証を進めており、2030年ごろの実用化を目指している……
院長夫人に対する不満を訴えた職員への対応 (日経BP)
Case53 院長夫人に不満を抱えるスタッフがいる内科診療所 今回、当社とコンサルティング契約をしている内科クリニックに覆面調査に伺いました。年1回の定期調査に先立ち、現在の状況について院長夫妻にお聞きしたところ、まずは事前情報なしで見てもらいたいとのことでした。 このクリニックでは、訪問……
学校の健康診断とわいせつ行為の要件を考える (日経BP)
学校の健康診断で、健診医が女子学生にわいせつな行為をしたとして逮捕されたが、結局は不起訴になった事案が報道された。詳細は不明だが、既に本コラムで以前書いた乳腺外科医事件のように、乳房をなめ回すというおよそ診療行為とはいえないものの存否が争われたような事案とは異なり、日常診療への影……
画像鑑定が一人歩き?!交通事故でトラブルが多発する3つの理由 (日経BP)
画像診断レポートは日常診療の心強い味方です。MRIやCTの画像所見を放射線科医の読影に頼っている医師も多いことでしょう。画像検査を読影する時間を節約できると同時に、所見の見落としを減らす効果も見込めます。画像診断レポートを利用しない手はないですね。 読影は便利ですが、思わぬ争いに発展す……
初診がなんとなく不安です (日経BP)
今日は初めての患者に訪問診療する日(初診)だ。院長の「あらたな」氏が患者情報を確認しようとすると、患者の病状や生活歴などの情報がない。事務長の「がんば」氏が忙しく、事前にヒアリングできなかったという。 なんとなく不安な気持ちで患家に向かっていると、運転中の看護師の「のどか」さんが……
国立大学病院、3割弱が兼業先の労働時間を把握 (日経BP)
国立大学病院長会議は2022年6月24日に記者会見を実施。働き方改革の遂行に向け、副業・兼業先を含めた労働時間の把握などの取り組みを着実に進めていく方針を示した。 2024年4月から適用開始となる医師の時間外労働規制では、副業・兼業先での労働時間を通算した労働時間数が規制の対象となる。そのた……
組織文化の醸成と専攻医リクルート (日経BP)
なかごみまさと氏○2018年金沢大学卒、聖路加国際病院で初期研修終了後、現在藤田医科大学 総合診療プログラムチーフレジデント。夢は、子どもも親も自己実現できる世界をつくること。総合診療を学ぶ傍ら、経営大学院にて組織運営やマーケティングなどを学んでいる。昨年子ども好きが高じて保育士免許……
日医工は事業再生ADRにより復活できるのか (日経BP)
2022年5月13日、日医工(富山市)は、業務停止処分などにより経営、財務状況が悪化したため、経営再建に向け私的整理の一種である事業再生ADR手続き(裁判外紛争解決)を正式に申請したことを発表した。事業再生ADRは、事業を継続しながら債権者との協議・交渉をにより債務減免などを受け経営状態を改……
日医新体制の特色と2年間で目指すもの (日経BP)
6月25日に実施された日本医師会の役員選挙では、会長に松本吉郎氏が当選し、以下、新しい執行部のメンバーが表1のように決まった。松本氏自身が、310票対64票で対立候補の松原謙二前副会長に大差で勝利したほか、副会長選挙でも、松本氏のキャビネット(推薦した候補)に名を連ねていた3人がいずれも25……
尿酸降下薬はCKD予防に役立たない (日経BP)
米国North Mississippi Medical CenterのWaleed Hassan氏らは、米国の退役軍人局の医療データベースを利用して、腎機能が正常な人が新たに尿酸降下薬の使用を始めた場合の腎機能に及ぼす影響を検討するコホート研究を行ったところ、利益が見られないのみならず、一部の患者では腎機能の低下が進む可能……