コロナワクチン戦略は「被害抑制」への転換点に (日経BP)

2022年5月24日から日本でも新型コロナワクチンの4回目接種がスタートした。60歳以上と18歳以上60歳未満の基礎疾患のある人、その他重症化リスクの高い人が対象だ。3回目までは発症予防と重症化予防の両方を期待するものだったが、4回目からは重症化予防のみとなり、現行のコロナワクチン戦略は大きな転……

どう使い分ける? 潰瘍性大腸炎の分子標的薬 (日経BP)

潰瘍性大腸炎の治療に当たる医師の半数以上が、潰瘍性大腸炎に対する分子標的薬の使い分けに自信を持てていない(関連記事: UC新経口薬カログラ、6割超が処方に前向き)。使用できる薬剤の種類は増え続ける一方で、薬剤選択の明確な指針は確立されていない。2022年、その選択肢はさらに増え、どの患者……

モンテルカストは不眠や不安のリスクを高める (日経BP)

英国Oxford大学Warneford病院のTapio Paljarvi氏らは、気管支喘息やアレルギー性鼻炎で ロイコトリエン受容体拮抗薬のモンテルカストを使い始めた患者を対象に、有害事象である精神神経疾患の1年後までの発症率を検討し、傾向スコアをマッチさせたモンテルカスト以外の薬を使い始めた患者に比べ、不安……

テナントビルのオーナー交代で窮地に (日経BP)

イラスト:庄原 嘉子 診療所の開業から、間もなく10年になるA医師。患者数はここまで順調に増え、開業当初の借金も順調に返済してきました。 A医師が開業しているテナントは、3年の定期借家契約で、これまで3回契約を巻き直して事業を継続してきました。しかし、ここへ来てテナントビルのオーナーが交……

医療が直面している危機は数多い、地域の理解を得よ (日経BP)

2021年末から2022年1月にかけて、大阪府と埼玉県で相次いで医療者を狙った痛ましい事件が発生した。長年、暴力やハラスメントに対する対策などの研究も続けてきた関西医科大学看護学部精神看護学領域教授で、院内や在宅医療における暴力やハラスメントに関する書籍執筆も豊富な三木明子氏は、こうした……

手術室と病棟で輸液管理のルールが違うのはなぜ? (日経BP)

Question 質問したキッカケ 手術室に異動して間もない3年目の看護師です。点滴の管理が病棟とかなり違うので驚いています。私の働く施設では、患者さんが入室した後に一度点滴を全開にする確認作業があるのですが、この理由が分かりません。 また、手術室では輸液の三方活栓からさまざまな薬液を投与し……

出生前検査認証施設が全都道府県に拡大 (日経BP)

2022年6月16日、日本医学会の出生前検査認証制度等運営委員会が、妊婦とその家族への出生前検査に関する情報提供や、NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)の実施施設、検査分析機関の認証について記者会見を実施。NIPTを実施する認証基幹施設の設置が全都道府県に拡大することが明らかになった。…

新型コロナワクチンでぶどう膜炎は増えているか (日経BP)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のmRNAワクチンであるファイザー/ビオンテック製のBNT162b2の接種と非感染性ぶどう膜炎(虹彩、毛様体、脈絡膜の炎症)との関連性について、大規模調査の結果が報告された。結果の詳細は2022年5月25日のOphthalmology誌に掲載された1)。…