60代男性。会社役員として定年を迎え、老後は悠々自適の生活を始めた。最初はストレスもなく快適だったが、夜になっても眠くならず次第に寝付きが悪くなった。寝具などを買いそろえてみたものの、焦るばかりで状況は変わらず、次第に寝酒の量も増えていった──。…
デジタルスキル習得を支援 グーグルなどが新団体 無料プログラムも (朝日新聞)
デジタル人材育成の重要性について語るグーグル日本法人の奥山真司代表=2022年6月16日午後、東京都港区 [PR] グーグル日本法人などは16日、学生や社会人などあらゆる人がデジタル技術を習得できるよう支援する団体を設立した。同日開設したウェブサイトを通じ、学習プログラムや就業支援サービスを提供……
貝の毒化を監視せよ アラスカの海辺に温暖化の脅威 (日経サイエンス)
貝を採るアラスカ先住民の多くは長年,海が温かくなる夏の間の潮干狩りは避けてきた。有毒藻類の大量発生「有害藻類ブルーム」が起きやすく,藻類の毒素を魚介類が取り込んで体内に蓄積する可能性があるからだ。 ところが,有害藻類ブルームはアラスカ北部沿岸域でより長期にわたって頻発するようにな……
アメリカ黒人社会の強靭さ (日経サイエンス)
全世界がパンデミックや気候変動がもたらす災害に見舞われている今,ソーシャルキャピタルという概念の重要性が高まっている。ソーシャルキャピタルとは,互いを信頼して積極的に人間関係やネットワークを構築して社会の問題を解決し,生き延びる能力のことだ。日本語では「社会関係資本」と訳されるこ……
潰瘍性大腸炎に対する初の経口α4インテグリン阻害薬 (日経BP)
2022年5月30日、潰瘍性大腸炎(UC)治療薬のカロテグラストメチル(商品名カログラ錠120mg)が発売された。同薬は3月28日に製造販売が承認され、5月25日に薬価収載されていた。適応は「中等度の潰瘍性大腸炎(5-アミノサリチル酸製剤による治療で効果不十分な場合に限る)」、用法用量は「成人に1回960……
食べログ裁判で違法とされたアルゴリズム運用 欧州では規制、日本は (朝日新聞)
食べログの評価点をめぐる裁判の構図 [PR] 月間の利用者が8千万人を超える「食べログ」。飲食店に点数をつける「アルゴリズム(計算手順)」の運用について、東京地裁が独占禁止法違反を認定した。アルゴリズムは今や様々な分野で使われ、透明性確保に向けたルールづくりが国内外で進むが、日本はまだ……
意外なところからも マイクロプラ汚染「不都合な真実」への挑戦 (毎日新聞)
河川調査で見つかった人工芝とみられる緑色のプラスチック片=東京都目黒区で2019年6月13日午後3時24分、鈴木理之撮影 プラスチックごみ問題が深刻化する中、生態系への悪影響が特に懸念されているのが微細な「マイクロプラスチック(MP)」だ。廃棄物対策で世界のトップランナーを自任する日本だが、……
分析進むリュウグウ試料 新たな太陽系標準物質に (科学新聞)
東京大学大学院理学系研究科の橘省吾教授 小惑星リュウグウのサンプルは、太陽系を構成する物質の新たな標準物質として、宇宙科学や天文学、さらには地球化学にも大きな影響を与えることになりそうだ。JAXAはやぶさ2プロジェクトチームの初期分析チーム(総括=橘省吾東京大学大学院理学系研究科教授)……
「認知症の病態を抑制」オートファジーが脳神経細胞を守る (科学新聞)
量子科学技術研究開発機構量子生命・医学部門量子医科学研究所脳機能イメージング研究部の佐原成彦グループリーダーと小野麻衣子研究員らは順天堂大学、長崎大学などと共同でオートファジー受容体タンパク質「p62」を介したオートファジーが、認知症の原因とされるタウタンパク質凝集体の中でも毒性が……
女王アリ「飲まず食わずでも子育て」玉川大が解明 (科学新聞)
なぜ女王アリは飲まず食わずで子育てができるのか。玉川大学大学院農学研究科の宮崎智史准教授らの研究グループは、トビイロケアリ女王が新たなコロニーを単独で創設する際、餌のない条件下でも子を育て上げること、その育児期間に胸部食道の一部を膨張させ、幼虫のための液状の餌を貯蔵する胸嚢を形成……