住友化学、先端半導体レジストを増強、大阪などで設備新設 ()

住友化学は半導体用フォトレジストのグローバル体制を強化する。マザー拠点の大阪工場(大阪市此花区)では先端レジストの開発・評価新棟が立ち上がり、増強を進めていた液浸ArF(フッ化アルゴン)とEUV(極紫外線)の両レジストも今年から稼働入りした。今後さらに2023年度以降の稼働予定で大阪工場と……

グンゼ、生体吸収性材料、米中市場に攻勢 ()

【大阪】グンゼは生体吸収性材料で米中市場に攻勢をかける。日本で好感触を得ている癒着防止材の両市場への投入を検討している。中国では、骨接合材の現地生産品を2023年度末にも出荷する予定。人工皮膚や組織補強材も拡販する一方、人工硬膜の第2世代品の展開も模索する。米国では、人工皮膚の拡大と……

高砂香料工業、サステナブル研究加速、研究所新設 ()

高砂香料工業は、サステナブルをテーマとした研究開発を加速する。7月1日付で既存の事業部と連動する研究所から有機合成、バイオの研究機能を分離、集約し、それぞれ研究所を新設した。今後、天然由来原料を使った香料やバイオ生産プロセスなどの研究開発を一層推進する。欧米にも多くの顧客を持つ香料……

LBH、バラ胎座代謝物を拡販、皮膚微生物叢を改善 ()

化粧品原料専門商社のエル・ビー・エイチ(東京都中央区)は、皮膚微生物叢を守るバラ胎座代謝物を拡販する。微生物叢のバランスを良好な状態にすることで、皮膚の炎症を防ぎ、皮脂腺を刺激し皮脂膜の形成を促進する。市場拡大が期待されているフェムテック市場でスキンケア化粧品としてすでに採用実績……

寒冷凝集素症に対する初の治療薬 (日経BP)

2022年6月20日、抗補体(C1s)モノクローナル抗体のスチムリマブ(遺伝子組換え)(商品名エジャイモ点滴静注1.1g)の製造販売が承認された。適応は「寒冷凝集素症」、用法用量は「成人に1回6.5gまたは7.5gを点滴静注。初回投与後は、1週後に投与し、以後2週間の間隔で投与」となっている。 寒冷凝集素……

高難度の手術ほど執刀数の男女格差が拡大する (日経BP)

外科医1人が1年間に執刀する手術症例数は、難度が高い手術ほど男性医師よりも女性医師の方が少ない──。National Clinical Database(NCD)のデータを活用し、6術式における外科医1人当たりの執刀数を男女間で比較した研究から、外科医が執刀する手術症例数に男女格差があることを明らかにした。大阪……

骨転移のある癌患者のADLを支えるガイドラインの作成 (日経BP)

高齢化に伴って癌の患者は増え、また癌治療の進歩による生存延長、あるいは画像検査の進歩により骨転移を有する患者も増えているといわれている。運動器が障害されると、移動機能や日常生活動作(ADL)が低下することから、その積極的な対策が重要になっている。 6月に開催された第7回日本がんサポーテ……

在宅看取りが急増、COVID-19流行前の1.5倍に (日経BP)

厚生労働省が2022年6月22日に公表した「2021年社会医療診療行為別統計」の分析で、在宅看取りに関連する診療報酬項目の算定が2020年以降に大幅に増えたことが分かった。厚労省が推進する「患者が望む場所での看取り」の実施に加えて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で入院が制限されたり……

統合失調症治療してみた(論文の読み方編) (日経BP)

前回まで、統合失調症の治療薬である抗精神病薬(=ドパミン受容体遮断薬)は他の複数の神経伝達物質の受容体も遮断することを、それらの副作用の機序も含めて説明してきました。今回はそれをふまえて、数多くある抗精神病薬の中から、実際にどのように使う薬を選択するのか、その考え方を説明します。……