文部科学省他は、2022年7月19日、都道府県に対して事務連絡を発出し、学校・保育所等で児童がてんかんを発症した場合、教職員が当該児童生徒等に代わってブコラム口腔用液(一般名ミダゾラム)を投与することは医師法違反とはならないとした。 これまで、学校・保育所等における、児童生徒等のてんかん……
ラジレス錠に禁忌追加 (日経BP)
降圧薬のラジレス錠(一般名アリスキレンフマル酸塩)の禁忌に「サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物を投与中の糖尿病患者」が追加されました。これは、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)のエンレスト錠の添付文書との整合性を図った追加です。 コロナウイルスワクチンのヌバ……
現代に大きな福音をもたらす「薬」が引き起こしたあの疾患 (日経BP)
古代中国の伝承に登場し、医療や農耕の知識を人々に広めたと伝わる「神農」は、身体が人間、頭は牛(あるいは竜)という奇怪な姿をしており、最古の本草書「神農本草経」にもその名が冠されています。伝承によると、「神農」は薬草と毒草を区別するために、それらを直接口にして薬効や毒性を確認したと……
先輩看護師への報告のやり方を教えてほしい (日経BP)
Question 質問したキッカケ 新人看護師です。高血糖があり、意思疎通があまりできない患者さんの観察項目について先輩看護師に報告する際、どのように伝えたらいいかが分かりません。 患者さんは車椅子を利用しており、ナースステーションで危険行動がないかを観察しています。いつもと変わりない様子……
早期からの漢方薬治療がCOVID-19重症化を抑制 (日経BP)
東北大学大学院の高山真氏 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の軽症、中等症?の患者において、葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏を中心とした漢方薬の投与により重症化リスクが低下することを、東北大学大学院医学系研究科漢方・統合医療学共同研究講座特命教授の高山真氏が、第13回日本プライマリ・ケア……
片頭痛予防の名脇役となる漢方薬たち (日経BP)
前回(私が「片頭痛に呉茱萸五苓散」を頻用する理由)、漢方薬と西洋薬を用いたハイブリッド片頭痛治療として、“呉茱萸五苓散”(五苓散[ごれいさん]と呉茱萸湯[ごしゅゆとう]の同時投与、関連記事:片頭痛の急性期治療には「五苓散+呉茱萸湯」)の使い方と、考えられる作用機序をご紹介しました……
11剤処方された50代男性、考えられる疾患は? (日経BP)
津島:今回紹介する症例は、病院を受診後に来局した50代男性です。うみた先生、ともみ先生と一緒に、早速、処方内容を見ていきましょう。
DPP-4阻害薬の長期使用で胆嚢炎リスクが増加 (日経BP)
中国医学科学院・北京協和医学院のLiyun He氏らは、2型糖尿病の治療薬の有効性と安全性を調べたランダム化比較試験(RCT)を対象に系統的レビューとメタアナリシスを行い、DPP-4阻害薬を長期間使用すると、胆嚢炎のリスクが有意に増加すると考えられると報告した。結果は2022年6月28日のBMJ誌電子版に……
「かかりつけ医機能」の本格的な議論スタート (日経BP)
厚生労働省は2022年7月20日、「第8次医療計画等に関する検討会」を開催し、かかりつけ医機能についての議論を開始した。かかりつけ医機能の論点として、(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍における課題、(2)強化が必要な理由、(3)現状の課題──の3点を提示し、幅広く意見を求めた。構成……
「何となく雰囲気のよい職場」の正体は? (日経BP)
取材をしていると職場の空気感や職員の生き生きとした目など、五感で感じる「何となく雰囲気がよく活気のある取材先」に出会うことがある。 公益財団法人豊田地域医療センター(愛知県豊田市、190床)もそういった取材先の1つだ。本題の取材は終わったものの、この「何となく」の正体が気になり、院内……