ストレートスピード重視のレッドブル2台が、ダウンフォース重視でポールポジションからスタートするシャルル・ルクレール(フェラーリ)とどんな戦いを演じるのかが注目された、F1第12戦フランスGP決勝レースは予想外の展開に発展し、想像もしなかった結末となった。
まずスタートで3番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)がルイス・ハミルトン(メルセデス)にかわされて4番手にポジションを落としてしまう。これで優勝争いはルクレールと2番手からスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の一騎打ちとなる。
ストレートスピード重視のレッドブル2台が、ダウンフォース重視でポールポジションからスタートするシャルル・ルクレール(フェラーリ)とどんな戦いを演じるのかが注目された、F1第12戦フランスGP決勝レースは予想外の展開に発展し、想像もしなかった結末となった。
まずスタートで3番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)がルイス・ハミルトン(メルセデス)にかわされて4番手にポジションを落としてしまう。これで優勝争いはルクレールと2番手からスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の一騎打ちとなる。
2022年F1フランスGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは4位を獲得した。
3番グリッドについたペレスは、スタートでルイス・ハミルトン(メルセデス)に抜かれて4番手に落ちた。その後、ハミルトンを抜き返すことができず、シャルル・ルクレール(フェラーリ)リタイア後は3番手を走行。レース終盤は、後方から近づいてきたジョージ・ラッセル(メルセデス)との激しい戦いになった。41周目にターン8でラッセルが仕掛けた際に軽い接触が起きたが、その際はペレスが前をキープ。しかし、レース終盤、バーチャル・セーフティカー(VSC)出動後のリスタートでペレスはラッセルに抜かれ、4位フィニッシュという結果になった。
2022年F1第12フランスGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。
2022年F1フランスGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは3番手を獲得した。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分33秒293:ソフトタイヤ/25周)
予選 3番手(Q1=4番手1分32秒354:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分32秒120:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分31秒335:ソフトタイヤ)
初日の路面温度は最高で56度。今年のF1第12戦フランスGPは昨年より約1カ月遅れということに加え、今年ヨーロッパを襲っている熱波の影響も手伝って、例年よりも暑いコンディションとなっている。
そのフランスGP初日、レッドブルは興味深いタイヤの使い方を行った。フリー走行1回目にソフトタイヤを2セット投入した。
2022年F1フランスGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=6番手/2=10番手だった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンとのFP2でのタイム差は0.983秒だった。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=6番手(1分35秒174:ソフトタイヤ/21周)/2=10番手(1分34秒060:ソフトタイヤ/16周)
レッドブルのセルジオ・ペレスは、2022年シーズンの第11戦オーストリアGPを終えた時点で、ドライバーズ選手権においてチームメイトのマックス・フェルスタッペンに57ポイント差をつけられているが、自身がF1の世界タイトル争いから外れているとは考えていない。
ペレスとフェルスタッペンの差は、今年5月にペレスがモナコGPで勝利を飾った時点では、わずか15ポイントだった。しかしそれ以降の4戦のうち、カナダとオーストリアの2戦でリタイアを喫したペレスは、ランキングでフェルスタッペンに大きく離され、現在2位につけているシャルル・ルクレール(フェラーリ)とは19ポイントの差をつけられている。
2022年F1第9戦カナダGPの開幕に先駆けて、モントリオールでタイムアタック対決に挑んだ角田裕毅(アルファタウリ)とセルジオ・ペレス(レッドブル)。しかし、ふたりに与えられたのは『世界一遅い車両』だった。
「世界で最も遅いクルマは?」と聞かれると、答えるのは案外難しいかもしれない。しかし、アイスホッケーを愛するカナダの人々ならすぐに「それは整氷車だ」と言うだろう。
レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがチームの公式YouTubeに登場し、シンプルな会話ゲームで対決したふたりは、熾烈な争いを繰り広げた。
今回フェルスタッペンとペレスが挑戦するのは『YES or NOゲーム』だ。相手の質問に『Yes』と『No』を使わずに答えるという単純なルールの遊びだが、これが意外と奥が深い。
レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、F1オーストリアGP決勝1周目にセルジオ・ペレスが試みたオーバーテイクを批判した。ペレスはターン4アウト側からジョージ・ラッセル(メルセデス)を抜こうとして接触、最終的にリタイアすることとなった。
ラッセルは、この接触の責任があると判断されて、5秒のタイムペナルティを受けた。しかしラッセルはそのペナルティを消化した上で、最終的に4位でフィニッシュすることができた。一方のペレスは、5番グリッドからスタートしながら、接触によってグラベルに飛び出し、ピットストップを行って最後尾に後退。マシンにダメージがあり、最終的にはチームはペレスをリタイアさせることを決めた。