ハースF1に対し未払いの賃金の支払いを求める訴訟を起こしたマゼピン。裁判はスイスで実施へ

 ハースF1チームから放出されたドライバーのニキータ・マゼピンは、ハースに対する訴訟が「本格化」しており、裁判地はスイスが選ばれたと述べている。

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ハースは一方的にウラルカリ社とのスポンサー契約を打ち切り、マゼピンを解雇した。また、マゼピンの父親でウラルカリ社の主要株主のオリガルヒ、ドミトリー・マゼピンとも袂を分つことになった。

マゼピン、契約解除のハースF1チームに対する法的手続きを開始。サラリー支払いを請求

 2021年から2022年プレシーズンテスト1回目までハースF1のドライバーを務めたニキータ・マゼピンが、契約を打ち切ったハースが今年のサラリーを支払っていないとして、訴訟手続きを開始したことを明らかにした。

 ハースは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、プレシーズンテスト2回目を前にした3月5日、ロシア企業であるタイトルスポンサー、ウラルカリとの契約と、ロシア出身のマゼピンとのドライバー契約を解除することを発表した。