ハミルトン予選4番手もPPから0.9秒差「なぜこれほど差が広がったのか分からない」メルセデス/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは4番手、ジョージ・ラッセルは6番手だった。ハミルトンのタイムは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のポールポジションタイムより0.893秒遅いものだった。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 4番手(1分33秒255:ソフトタイヤ/22周)
予選 4番手(Q1=9番手1分33秒041:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分32秒274:ソフトタイヤ/:Q3=4番手1分31秒765:ソフトタイヤ)

ハミルトン「思っていたより上位との差が大きい」メルセデス、期待どおりの速さを示せず/F1第12戦金曜

 2022年F1フランスGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行2=5番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=4番手/2=4番手だった。ハミルトンはF1若手ドライバーテスト規則に基づき、FP1でマシンをリザーブドライバーのニック・デ・フリースに託し、走行しなかった。

 メルセデスは今回、マシンのフロアエッジ、フロントコーナーにアップデートを加えている。チームは「マシンのパフォーマンス改善の余地があるため、フランスでは、フロアの荷重と冷却面の改善を図る目的で、フロアとマシンのフロント部分にポジティブなアップデートを施した」と述べた。

FP1でハミルトンのマシンに乗ったデ・フリースは9番手「最高の経験。チームへの貢献ができた」/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンのマシンでFP1に出場したリザーブドライバーのニック・デ・フリースは、9番手タイムを記録した。F1は今年、F1昇格を目指す若手ドライバーにF1マシンで走行するチャンスを与えるため、各マシンがシーズン中に最低1回、金曜プラクティスで若手を乗せなければならないという規則を導入。この規則に基づき、デ・フリースは今回、ハミルトンに代わってFP1に参加した。

「ルノーカングーのメルセデス版」!? 日本導入に期待 両側スライドドアも搭載のミニバン「Tクラス」

「ルノーカングーのメルセデス版」!? 日本導入に期待 両側スライドドアも搭載のミニバン「Tクラス」

メルセデスベンツからスライドドアを搭載した「Tクラス」というユーティリティ抜群の新型車が本国で受注開始した。ルノーカングーをベースにした兄弟車がシタンで、そのシタンをベースに乗用にしたのがTクラス。すなわち「メルセデス版カングー」。日本でバカ売れ間違いない!

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メルセデスF1、コンマ数秒のギャップを縮めるべく、フランスでもアップグレードを投入へ

 メルセデスは、F1第12戦フランスGPにマシンのアップグレードを持ち込むことを明らかにしている。木曜のガレージでは、新しいデザインのノーズが目撃されている。

 シーズン序盤はトップ2であるフェラーリとレッドブルに大幅な後れを取っていたメルセデスだが、ポーパシング(縦揺れ現象)への対策を進め、徐々にW13のパフォーマンスが向上してきた。第8戦アゼルバイジャンから第11戦オーストリアまで4戦連続で表彰台を獲得した後で臨むフランスGPは、高い気温が予想され、ポール・リカールのサーキットの路面がスムーズであることなどから、メルセデスが好結果を挙げる可能性があると予想されている。

ハミルトン、F1フランスGPのFP1は走行せず。メルセデスが若手ドライバーテスト規則に基づきデ・フリースを起用

 メルセデスF1チームは、第12戦フランスGPの金曜フリープラクティス1で、ルイス・ハミルトンのマシンにニック・デ・フリースを乗せることを発表した。2022年のF1競技レギュレーションにおいて、各チームはシーズン中に2回、若手ドライバーを金曜プラクティスで起用することが義務付けられている。

 F1は、F1昇格を目指すドライバーたちにF1マシンで走行する機会を与えるための規定として、金曜プラクティスでの走行について以下のように定めた。

メルセデスF1、グローバルなスポーツチームとして初めて『再生可能代替航空燃料』に投資

 メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームは、2030年までに二酸化炭素排出量ゼロを実現するための「画期的な」持続可能性への取り組みを新たに始めた。メルセデスは、再生可能代替航空燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel)に投資した初めてのグローバルスポーツチームとなったのだ。この取り組みにより、チームが予測している二酸化炭素排出量全体の4分の1以上を占める、航空機利用の際の排出量を減らすことになる。

 SAFは、再生可能または廃棄物由来の航空燃料で、将来の国際航空便による二酸化炭素排出量削減において重要な役目を担う、国際民間航空機関が認めた新技術だ。メルセデスは、2026年までにスコープ3の50%削減を達成し、2030年までに二酸化炭素排出量をゼロにする取り組みのなかで、SAFが中心的な役割を果たすと述べている。

F1のトラックリミット違反抑止策としてグラベルトラップを提案するラッセル。一貫性のないペナルティの出し方にも言及

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1で頻繁に起こるトラックリミット違反の問題には、シンプルで有効な解決策があると考えている。

 レースウイークがひとつ終わるたびに、トラックリミット違反、ホワイトラインとペナルティに関する議論が激しさを増していくようだ。前回のF1第11戦オーストリアGPでも、予選から決勝にかけてこの問題が絶えずつきまとった。特に決勝レースでは、スチュワードが合計43回のトラックリミット違反を記録し、複数回の違反を認定されたドライバー数名に5秒ペナルティが科されることとなった。

メルセデスF1、2台クラッシュ後の修理の苦労を明かす「スペアが足りず、破損したパーツを利用してフロアを作成」

 メルセデスF1チームは、オーストリアGPの予選でルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルが相次いでクラッシュした後、2台のW13の大規模な修理をどのようにして成し遂げたかを明かした。時間的な制限があるだけでなく、スペアパーツが不足していたために、非常に苦労したという。

 レッドブルリンクでの金曜予選Q3で、最初にハミルトン、続いてラッセルがコースオフし、クラッシュした。マシンの損傷を調べたチームは、翌日のセッションに2台の修理を間に合わせるのは相当大変だということを知ったという。時間だけでなくスペアパーツにも制限があり、メルセデスは創造的な思考といくつかの妥協のもとにマシンの修復に取り組んだと、テクニカルディレクターのマイク・エリオットは説明している。