【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第10回前編】グリッド降格ペナルティで痛手を負うも、速さを証明し士気を高めたケビン

 2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。第12戦フランスGPは例年よりも1カ月ほど開催時期が遅くなったこともあり、非常に高い気温と路面温度に苦しめられた。またケビン・マグヌッセンがパワーユニットのエレメントを交換したため、レースは後方からのスタートが決まっていた。そんななかで予選ではあえてQ3まで進む速さを見せ、チームの士気を高めることもできたという。

 コラム第10回は、前編・後編の2本立てでお届け。前編となる今回は、フランスGPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。

【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第9回後編】連続W入賞。チームプレイで貢献のケビンと若さゆえに不満を抱えたミック

 2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。連戦のオーストリアGPでは、今季2度目のW入賞を達成した。コンストラクターズランキングでもアルファタウリを逆転して7位に上がり、6位のアルファロメオも視野に入ってきたという小松エンジニアだが、オーストリアGPはいい結果で終わることができたものの反省点も多いレースだったという。

 コラム第9回は、前編・後編の2本立てでお届け。後編となる今回は、オーストリアGPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。

【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第9回前編】待望のミック初入賞&W入賞を達成。攻める姿勢で臨んだ王者とのバトル

 2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。第10戦イギリスGPでは、ミック・シューマッハーが待望のF1初入賞を果たした。終盤には現チャンピオンのマックス・フェルスタッペン …

【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第8回後編】難コンディションの予選でミックが課題をクリア「これを自信にしてほしい」

 2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。第9戦は、3年ぶりの開催となるカナダGP。土曜日は大雨に見舞われたモントリオールだが、ミック・シューマッハーが課題としていた予選で活躍を見せた。雨の降る難しい状況下で、安定してタイムを更新し自己ベストとなる6番グリッドを獲得。決勝では残念ながらトラブルによりリタイアに終わったが、課題をひとつクリアしたことについて小松エンジニアは「自信を取り戻すのにいい週末になった」と語る。

 コラム第8回は、前編・後編の2本立てでお届け。後編となる今回は、カナダGPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。

【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第8回前編】予期せぬトラブルで獲れるはずのポイントを逃したケビン。最高速不足も痛手

 2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。F1第8戦アゼルバイジャンGPは、前戦モナコに続く市街地コースが舞台となる。モナコで大きなクラッシュを喫したミック・シューマッハーには早く自信を取り戻してもらいたいと小松エンジニアは語るが、FP1でトラブルに見舞われ走行時間を失ってしまった。またケビン・マグヌッセンにはトラブルが発生し、獲れるはずのポイントを逃すレースが続いている。

 コラム第8回は、前編・後編の2本立てでお届け。前編となる今回は、アゼルバイジャンGPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。