鉱工業生産指数/有効求人倍率=ゼノデータ・ラボ/最終回 (週刊エコノミスト)

鉱工業生産指数(原指数) 半導体製造装置など成長鈍化 AI「ゼノインデックス」が予測する鉱工業生産指数(経済産業省が毎月末にその前々月分速報を発表)は、7月に97・8となる。6月以降の予測値は、前回から下方修正することになった。 22年4月実績は93・9、3カ月ぶりにマイナスとなる前月比12%減だ……

《ドル没落》インタビュー:行天豊夫氏、「ブレトンウッズ3」不在は大失策、ドル一極集中は限界に (週刊エコノミスト)

30年前終わった東西冷戦に比べても格段に厳しい国際政治の危機が出現している。通貨戦争の歴史の現場を知る行天氏に話を聞いた。 (聞き手=編集部) ── 1944年にブレトンウッズ体制が確立し(ブレトンウッズ1)、71年に金とドルの交換を停止した「ニクソン・ショック」が起きて変動相場制による「ブ……

石油はドンドン掘れる?見通し難しい米エネ政策=多田博子 (週刊エコノミスト)

「Drill Baby Drill」の文字を印刷したTシャツは今も一部で着られている Bloomberg 民主党「石油増産」で再注目の合言葉 インフレ抑え有権者の支持狙う=多田博子 「ドリル・ベイビー・ドリル(石油をドンドン掘れ)」これは、2008年当時の共和党大会での合言葉だ。当時のオバマ政権がメキシコ湾海底油……

《ドル没落》基軸通貨なき時代のユーラシアは人民元で決済?=加谷珪一 (週刊エコノミスト)

中国発の地殻変動 各国の金融引き締めで貿易の重要性が増す中、通貨のパワーバランスの鍵を握るのが中国だ。 ブロック経済化で台頭する人民元 世界から消えるドルは数百兆円相当=加谷珪一 ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、基軸通貨の概念が変わる可能性が出てきた。東西冷戦が終結した1990年……

《ドル没落》金本位、原油本位、次は何本位? 対露制裁でほころぶ通貨体制=藤和彦 (週刊エコノミスト)

ペトロダラーの死角 ドルを基軸通貨に押し上げた原油などの国際取引において従来の常識が覆ろうとしている。 石油を通じたドル覇権を揺るがすサウジの反乱、ロシアの反撃=藤和彦 3月中旬、世界の石油業界関係者に衝撃が走った。米有力紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』(WSJ)が、「サウジアラ……

【銘柄リスト】プライム市場昇格の条件満たす銘柄など(日本株ストラテジー) (QUICK Money World)

【QUICK Market Eyes 大野 弘貴、片平 正二】みずほ証券は8日付のクオンツリポートで、2020年11月の定期見直し以降、4回にわたって続いた米MSCIによる日本銘柄の純減が「ようやく終わり兆しが見えてきた」と指摘。引き続き円安進行はネガティブであるものの、それ以上に世界の時価総額上位銘柄の株価大……

見た目に関して何かいうと、「ルッキズム(外見至上主義)だ」と非難されます/131 (週刊エコノミスト)

Q 見た目に関して何かいうと、「ルッキズム(外見至上主義)だ」と非難されます 見た目に関してあれこれいうと、「それ、ルッキズムじゃない」と、冷ややかな非難を浴びせられます。ただ、私はファッション業界に携わっているので、おしゃれであることを否定的にとらえる必要はないように思っているの……

日量10万~20万トンの造水施設2基にゴーサイン=井上雄介 (週刊エコノミスト)

台湾 海水淡水化プラントの建設続々=井上雄介 水不足に悩む台湾で、経済省水利署が新竹と台南に計画中の海水淡水化プラント2カ所は4月、行政院(内閣)環境保護署の環境影響評価の1次審査を通過した。このほか台湾塑膠工業(台湾プラスチック)も雲林県で自家用プラントを建設中で、3カ所とも造水能力……

ガソリン補助金の価格抑制効果に疑問=小嶌正稔 (週刊エコノミスト)

ガソリン価格は補助金に関係なく市場動向で決まっている 筆者提供 ガソリン 足元で高値が続いている原油価格。その対策として導入された補助金政策は実効性に疑問がある。 政府の原油高騰対策は“石油業界の支援”策=小嶌正稔 2022年4月26日、政府は「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」を発表した。……

《ドル没落》デジタル通貨がもたらす「銀行革命」=房広治 (週刊エコノミスト)

近未来の通貨 決済機能と信用創造を分離することで銀行は本来の業務が強化できる。 金融危機は「過去の遺物」に。デジタル通貨導入の神髄=房広治 デジタル通貨に関する研究や報道が活発化している。しかし、その内容と導入後の劇的な変化について正しい理解が広がっているとは言い難い。議論を有意義……