米国の顔を見て危機をあおる日本のリーダーたち=古賀茂明 (週刊エコノミスト)

古賀茂明の闘論席 最近、「日本の危機」という言葉をよく耳にする。借金大国、少子高齢化、産業競争力喪失、IT敗戦、再生可能エネルギー・脱炭素での出遅れなど、「危機」の中身は盛りだくさんだ。 多くのメディアもようやくこの「危機」を伝え始めた。日本も変革に向かうスタート台、すなわち、「危機……

新聞から言葉をえぐる(5月27日~6月2日) (週刊エコノミスト)

「事実であった場合はあらゆる公職に立つことは困難ではないか」=5月27日付『毎日新聞』 週刊文春が報じた細田博之衆院議長のセクハラ疑惑について、立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長が記者団に。細田氏は「事実無根」として週刊文春に抗議した。 「北朝鮮の行動に責任を負わせず、明確な承認を与えた……

桑子かつ代/白鳥達哉 (週刊エコノミスト)

編集部から ウクライナ戦争が長期化している。海の向こうで日々戦闘で傷ついている人たちのことを思うと居ても立ってもいられず、自分も何かしなくてはという気持ちになった。世の中にはプロパガンダやフェイクニュースが飛び交う。自分で正確な情報を集めるのだと決意し、ロシア語の文法書を十数年ぶ……

偏在する3大資源/2 コバルト 埋蔵量も生産量も紛争地域に集中 (週刊エコノミスト)

Liイオン電池の正極材に不可欠 南鳥島南方で掘削試験に成功/103 脱炭素化の柱となるEV(電気自動車)と再生可能エネルギーの進展には、レアメタル(希少金属)のコバルトが重要である。リチウムイオン電池の正極材に不可欠で、希少性が高く日本は国内消費量のほぼ全てを輸入に頼っている。昨今は超高……

「資金調達の熱狂」で新潮流 世界の非上場クラウド企業30 (Forbes JAPAN)

キャンバCEOのメラニー・パーキンス 米「Forbes」が毎年発表している、世界の非上場クラウド企業リスト「クラウド 100」。ベセマ・ベンチャー・パートナーズ、セールスフォース・ベンチャーズと共同でランキング作成している。 2021年9月に公表された第6回目の結果を見ると、17社がIPOなどイグジットし……

STARTUP CITY SAPPOROがボトムアップで挑戦する、未来に向けた人と企業の“環”の構築 (Biz/Zine)

本シリーズでは「温度ある経済の環」をテーマに、様々な事例と共に、その具体的なポイントを紹介してきました。今回は、行政の取り組み例として、札幌市における起業・創業支援である「STARTUP CITY SAPPORO」を取り上げます。札幌市役所の職員としてプロジェクトの担当をしている札幌市経済観光局(取……

訪韓のバイデン大統領、安保同盟の拡大で合意=嚴在漢 (週刊エコノミスト)

韓国 米国との半導体技術同盟を強化=嚴在漢 世界の産業構造は、新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻を機に大きな転換期を迎えている。つまり、半導体をはじめとするサプライチェーンの見直しが求められているのである。 米国のバイデン大統領は5月20日から韓国を訪問したが、米韓首脳会談……

新事業創造を担う二つの定石=藤原雅俊 (週刊エコノミスト)

新事業の確立を目指す企業にとって、強い内発的動機を持つ社員の主体的な推進と、想定顧客を絞って鮮明にニーズを把握する所作が鍵となる。 強い動機を持つ個人の存在+顧客像の絞り込みと事業拡大策の立案 新事業創造は、いつの時代も企業を悩ませる大きな経営課題である。単一事業に特化して発展を遂……

外食からeスポーツまで非資源事業に注力=藤本昌義・双日社長 (週刊エコノミスト)

Interviewer 秋本裕子(本誌編集長) Photo 中村琢磨:東京都千代田区の本社で リテール事業強化で収益増へ 藤本昌義 双日社長 Interviewer 秋本裕子(本誌編集長) ── 2022年3月期の最終(当期)利益は過去最高の823億円となり、23年3月期も更新を見込んでいます。好調の背景は。 藤本 04年の(日商……

北米スマホ市場で「Pixel 6」がサムスンの背後に迫る=中島和宏 (週刊エコノミスト)

シリコンバレー 躍進する「グーグルスマホ」=中島和宏 シリコンバレー発の高価格帯スマートフォンが躍進している。国際調査会社カウンターポイントによると、「プレミアム」と呼ばれる価格が400ドル(約5万1600円)を超える高級スマホの北米市場で、アップル、韓国サムスンに続きグーグルが3位に浮上……