「継戦能力」論議で見えてきた自衛隊の力不足とは (週刊エコノミスト)

防衛費増額なら大もうけ? 自衛隊OBの「天下り先」 岸田文雄首相が5月の日米首脳会談で、防衛費の「相当な増額」を表明した。加えて、安倍晋三元首相ら「増額」の旗振り役が言い始めたのが自衛隊の「継戦能力(有事の際に戦いを継続する力)の強化」である。弾薬の備蓄量など実態は極秘扱い。安倍氏は5……

ルノーと日産・三菱自の関係に変化の兆し? (週刊エコノミスト)

ルノーのEV新会社構想に慎重な日産・三菱自 仏ルノーが主導する電気自動車(EV)新会社構想に対して、連合を組む日産自動車と三菱自動車の反応が注目されている。「ゴーン元会長なら3社で発表したはず」(日産幹部)だが、ルノーは2社に参画と出資を要請中で、「片思い」が続いている。 日産の内田誠社……

勇ましさに潜む「自立」と「反米」 安倍元首相の危うい立ち位置=平田崇浩 (週刊エコノミスト)

安倍氏はプーチン大統領(右)と27回首脳会談を行ったが、成果は得られなかった(2016年東京での首脳会談で) Bloomberg ロシアのウクライナ侵攻は、世界の政治リーダーたちの立ち位置と本音をあぶり出す。「プーチン大統領は間違っている」と前置きしながら「米国も悪い」などと、したり顔で語り始め……

上昇余地大きい米エネルギー株=市岡繁男 (週刊エコノミスト)

戦争が石油とエネルギー株を上向かせてきた 4月の米消費者物価(CPI)上昇率が、前年比8.3%と前月(8.5%)から鈍化したことを好感し、債券、株価とも反発した。3月下旬をピークに「予想インフレ率」(5年国債と5年物価連動国債の利回り差)も反落しており(図1)、金融市場は一足先に物価の落ち着き……

路線変更で成功 米下着大手のビクトリアズ・シークレット (週刊エコノミスト)

Victoria’s Secret すべての女性の体に合う下着=岩田太郎/34 ビクトリアズ・シークレットは、米国の女性向けファッションのメーカーだ。下着を中心に香水や美容用品も取り扱っている。米国内で900店舗を運営し、世界70カ国でフランチャイズ方式などにより450店舗を運営している(2022年1月期現在)。……

《夏レジャー》密にならない水上スポーツ 免許不要艇サービスも=春日井章司 (週刊エコノミスト)

レンタルボートはヤマハの他、スズキやマリーナ独自で提供しているものもある マリンレジャー ウィズコロナの現在、密にならないレジャーとしてレンタルボートの利用者が増えている。(夏レジャー 特集はこちら) レンタルボートが絶好調 湖なら免許もいらない=春日井章司 「海のレジャー」に新たな変……

《夏レジャー》キャンプはブームから「文化」へ=SAM (週刊エコノミスト)

キャンプは一年を通して楽しめるレジャーに 筆者撮影 キャンプはいまや、熟練の愛好家たちの遊びにとどまらず、誰でも手軽に楽しめるようになった。(夏レジャー 特集はこちら) 誰でもできる楽しみ方の多様化で成熟期 雰囲気だけ味わうコンテンツも登場 国内のキャンプ場はいま、常に予約がいっぱいと……

宿泊、飲食、お土産まで「手ぶらで観光地巡り」を目指す (週刊エコノミスト)

撮影 武市公孝 高志保博孝 スマートホテルソリューションズ代表取締役社長 「顔パス」でチェックイン・チェックアウト。次世代型のホテル管理システムが、日本の観光業を元気にする。 (聞き手=市川明代・編集部) 顔認証でホテルを無人化 宿泊客はホテルの入り口で顔認証を済ませる 顔認証でチェック……

《ドル没落》穀物、食肉、有事の通貨は食料になる=小菅努 (週刊エコノミスト)

食料は通貨より重要 紙幣や貨幣はいつでも食料と交換できるわけではない。食料供給が途絶したとき、従来の通貨は交換価値を失う可能性がある。 戦争と異常気象が招く飢餓 生産地の偏在が供給リスクに=小菅努 世界的なインフレが市民生活を直撃している。貧しい国や貧困層は食料にアクセスするのが難し……

《夏レジャー》実はまだまだスキマ産業 レジャーで成長する新興企業=白鳥達哉 (週刊エコノミスト)

夏本番を迎える前に新しい「アウトドア」や「癒やし」を得る過ごし方を知っておきたい。 レジャー事業者を支援するIT企業が躍進=白鳥達哉 時代はモノ消費からコト消費へ──。ライフスタイルの変化をきっかけに、コト消費となるアウトドアをはじめとしたレジャーの重要性が増している。そのような中、……