リスタートで3位を失ったペレス「VSCシステムのトラブルに妨げられた」と憤り。解除タイミングに混乱/F1第12戦

 2022年F1フランスGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは4位を獲得した。

 3番グリッドについたペレスは、スタートでルイス・ハミルトン(メルセデス)に抜かれて4番手に落ちた。その後、ハミルトンを抜き返すことができず、シャルル・ルクレール(フェラーリ)リタイア後は3番手を走行。レース終盤は、後方から近づいてきたジョージ・ラッセル(メルセデス)との激しい戦いになった。41周目にターン8でラッセルが仕掛けた際に軽い接触が起きたが、その際はペレスが前をキープ。しかし、レース終盤、バーチャル・セーフティカー(VSC)出動後のリスタートでペレスはラッセルに抜かれ、4位フィニッシュという結果になった。

【角田裕毅F1第12戦密着】十分なスペースを残すも、突っ込んできたオコンと接触・リタイア「予選が好調だっただけに残念」

 F1で結果を残すためには、3つの仕事を完璧にこなさなければならない。ひとつは予選。もうひとつはスタート。最後が1周目のポジション争いだ。

 F1第12戦フランスGPでアップデートを手にした角田裕毅(アルファタウリ)は、ひとつ目の予選はほぼ完璧にこなして、予選8番手の座を手にした。日曜日、気温30度という灼熱の太陽の下、8番グリッドにマシンを止めた角田は、コクピットを降りると、グリッド脇で待っていたレースエンジニアのマッティア・スピニとチーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズの元へ足を進めた。そこで53周のレースに向けての最終的な確認を話し合い、スタートの時を待った。

勝利逃したルクレール、痛恨のミスに「こんなことではタイトルは獲れない」。チーム代表はスロットルについて説明/F1第12戦

 2022年F1フランスGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールはトップを走行中にコースオフし、17周でリタイアした。

 ポールポジションからレースをリードし、1秒前後の差でついてくるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抑えながら走行。16周目にフェルスタッペンがピットインしたことで、後方に約10秒のギャップができた状態で走っていたルクレールだが、コーナー半ばでリヤのコントロールを失ってコースオフ、ターン11のバリアにクラッシュした。

角田裕毅、接触のダメージでリタイア「オコンへのペナルティは軽すぎる。8位の可能性もあったのに台無しに」/F1第12戦

 2022年F1フランスGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、1周目のアクシデントの後、マシンのダメージによりリタイアしなければならなかった。

 エステバン・オコン(アルピーヌ)との間に接触が起き、角田はターン8でスピン、最後尾に落ちてしまった。その後も走り続けた角田だが、マシンのダメージが拡大し、17周でリタイアとなった。

フェルスタッペン7勝目、メルセデスが今季初W表彰台。ルクレールは首位走行中にリタイア【決勝レポート/F1第12戦】

 2022年F1第12戦フランスGPの決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝した。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位はジョージ・ラッセル(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)はリタイアだった。

 フランスGP決勝レース当日、ポール・リカール・サーキットは雲ひとつない快晴に恵まれた。レースがスタートする現地時間午後3時の時点で気温30.4度、路面温度は60度を超えた。前日の予選時同様、2本のストレートでは横風になる強風が吹いている。

F1第12フランスGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第12フランスGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。

F1第12フランスGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第12フランスGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、角田裕毅(アルファタウリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)だ。

ガスリー、母国でのQ1敗退に意気消沈「一日で競争力がなくなり、まるで違うマシンのよう」/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは16番手という結果だった。Q2進出最下位のアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とはわずか0.016秒差だった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 13番手(1分33秒869:ソフトタイヤ/18周)
予選 16番手(Q1=16番手1分33秒439:ソフトタイヤ)

ハミルトン予選4番手もPPから0.9秒差「なぜこれほど差が広がったのか分からない」メルセデス/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは4番手、ジョージ・ラッセルは6番手だった。ハミルトンのタイムは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のポールポジションタイムより0.893秒遅いものだった。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 4番手(1分33秒255:ソフトタイヤ/22周)
予選 4番手(Q1=9番手1分33秒041:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分32秒274:ソフトタイヤ/:Q3=4番手1分31秒765:ソフトタイヤ)

ペレス予選3番手「最悪の週末だったが持ち直すことができた。明日は優勝を狙う」レッドブル/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは3番手を獲得した。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分33秒293:ソフトタイヤ/25周)
予選 3番手(Q1=4番手1分32秒354:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分32秒120:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分31秒335:ソフトタイヤ)