マクラーレン・レーシングは、7月13日、2021年インディカーチャンピオンのアレックス・パロウを“2023年のマクラーレン・レーシングのドライバーラインアップ”に加えると発表した。参戦カテゴリーについては明らかにしていないが、過去のF1マシンでのテストに参加することは明言している。
FIA、元F1レースディレクター、マイケル・マシの退職を発表。タイトルの行方を左右した“ヒューマンエラー”で物議
FIAは7月12日、昨年まで3年にわたってF1レースディレクターを務めたマイケル・マシがFIAを退職したことを発表した。2021年最終戦アブダビGPでマシがレギュレーションに反する采配をしたことが、ドライバーズ選手権の結果に大きく影響、FIAは調査の結果、誤りが起きたことを認め、今年、マシをF1レースディレクターのポジションから外していた。
FIA、ポーパシング軽減に向けた新規定の導入をF1ベルギーGPまで延期へ
FIAは、F1のグラウンドエフェクトマシンのポーパシングとバウンシングに関する監督方針の導入を、ベルギーGPまで延期することに合意した。
FIAはモントリオールとシルバーストンで発行された2通の技術指令書に基づき、マシンのバウンシングとボトミングを制限させるために考案された垂直方向のバウンシング測定基準値をフランスGPで導入する予定だった。また、マシンのフロアの柔軟性を取り締まることも計画されていたが、金曜日にシュピールベルクで行われたF1コミッションの会議を受けて、厳格な監視と規制はF1のサマーブレイク後まで延期されることになった。
インフレなどの影響を受け、F1は予算上限の引き上げに合意。物価スライド制の取り入れを9チームが支持
フォーミュラワン・マネジメント(FOM)、FIA、F1チームは、インフレによる圧力を抑えるために、今年の1億4000万ドル(約192億円)の予算制限をわずかに引き上げることで合意した。
今年、予算制限額は2021年の1億4500万ドル(約200億円)から1億4000万ドル(約192億円)に減額されたが、今シーズンは急激なインフレにエネルギーコストや運賃の上昇、および世界的なサプライチェーンの問題によって、すべてのチームに大きな財政負担がかかっている。F1のトップチームは皆、世界的なインフレの圧力のために今年の1億4000万ドル(約192億円)の予算上限を超えずにいることはほぼ不可能だと予告した。
2022年F1第11戦オーストリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2022年F1第11戦オーストリアGP決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。
2022年F1第11戦オーストリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
2022年F1第11戦オーストリアGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはミック・シューマッハー(ハース)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だ。
ノリス7位「ペナルティは痛かったが、目標のポイント獲得を果たせてよかった」マクラーレン/F1第11戦決勝
2022年F1オーストリアGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは7位、ダニエル・リカルドは9位を獲得した。ノリスはトラックリミット違反で5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科された。
■ランド・ノリス(マクラーレンF1チーム)
決勝=7位
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
ポジティブな一日だった。いくつかポジションを上げて、そこそこポイントも獲れたからね。トラックリミットに関して何度かミスをしてしまい、5秒のペナルティを科せられたのが痛かった。本来なら6位に入れたはずだけど、それを除けばまずまずの一日だったよ。マシンのペースも悪くなかったし、目標としていたポイントも獲得できたから、最終的には満足できた。
アロンソ、最後列からトラブルを乗り越えて入賞「今季ベストレースのひとつ」アルピーヌ/F1第11戦決勝
2022年F1オーストリアGP決勝で、フェルナンド・アロンソは10位、エステバン・オコンは5位でフィニッシュ、アルピーヌはダブル入賞を果たした。
■フェルナンド・アロンソ(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=10位
19番グリッド/タイヤ:ハード→ハード→ミディアム→ミディアム
たった1ポイントでも、何もないよりはましだ。特に今日は最後尾からスタートしたことを考えればね。先週末のシルバーストンほどではないにせよ、今季のベストレースのひとつだったと思う。
シューマッハーがキャリアベストの6位「ルイスと戦えて楽しかったし、またW入賞という満足いく結果に」ハース/F1第11戦
2022年F1オーストリアGP決勝で、ハースのミック・シューマッハーはキャリアベストの6位、ケビン・マグヌッセンは8位を獲得した。ダブル入賞を果たしたことで、ハースはコンストラクターズ選手権でアルファタウリを抜き、8位から7位にポジションを上げた。
■ミック・シューマッハー(ハースF1チーム)
決勝=6位
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
もう一度ルイス(・ハミルトン)と戦うのは楽しかった。もちろんタイヤに気をつけなければならないことはわかっていたけれど、昨日と比べてかなり印象が違った。タイヤの挙動のおかげで、すぐに1ストップレースにはならないと感じたし、風もまったく違っていて、コントロールが難しかった。
ガスリー、ペナルティの連続で15位「忘れてしまいたい週末。新パッケージに期待」:アルファタウリ/F1第11戦決勝
2022年F1オーストリアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは15位完走という結果だった。ガスリーは、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)と接触したことで5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2、トラックリミット違反で5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科された。