2番グリッドのアロンソ、トラブルとペナルティで9位に終わる「PUに問題が発生、表彰台を狙うチャンスを失った」F1第9戦

 2022年F1カナダGP決勝で、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは9位、エステバン・オコンは6位で入賞を果たした。アロンソは7位でフィニッシュしたが、レース終盤、後ろのバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)とポジションを争うなかで、ボッタスの前で複数回方向転換を行ったとして、5秒のタイムペナルティおよびペナルティポイント1を科された。この結果、アロンソは9位に降格された。

レッドブル&HRC密着:SC導入で優勝争いの主導権はフェルスタッペンへ。無線トラブルを抱えながらも接戦を制す

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とカルロス・サインツ(フェラーリ)がレース終盤、テール・トゥ・ノーズを繰り広げた今年のF1カナダGP。この要因となったのは、47周目の角田裕毅(アルファタウリ)のクラッシュによるセーフティーカー導入だった。

 しかし、あのときセーフティーカーが導入されていなくとも、このふたりはレース終盤に激しいバトルを演じていたかもしれなかった。

ペレスがリタイア。ギヤボックストラブルとの見解「タイトル争いにおいてノーポイントは痛い」/F1第9戦決勝

 2022年F1カナダGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは、トラブルにより7周でリタイアした。

 チームは、「ペレスは『エンジンを失った。ギヤがスタックしている』と報告し、ターン8へのアプローチで減速、ランオフエリアでマシンをとめた」と説明、ペレスのリタイア原因はギヤボックストラブルであると思われると述べている。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=リタイア
13番グリッド/タイヤ:ハード

サインツ、初優勝に届かず落胆も「今年初めてコース上で最速の男になれた」と自信:フェラーリ/F1第9戦

 2022年F1カナダGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に続く2位を獲得した。終盤、サインツはフェルスタッペンの1秒以内を走り続け、フィニッシュ時にギャップは0.993秒だった。

 フェラーリは、サインツのレースについて「カルロスは、レースリーダーのマックス・フェルスタッペンに対して、ペースと戦略の両面でプレッシャーをかけ続けた」と述べている。

フェルスタッペンがキャリア26勝目「フェラーリの方が速かった。限界ぎりぎりの戦いでつかんだ勝利」/F1第9戦

 2022年F1カナダGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今季6勝目を挙げた。

 ポールポジションから首位を保って走行。セルジオ・ペレス(レッドブル)がトラブルでとまったことでバーチャル・セーフティカーが出動したタイミングで、9周目に1回目のピットストップを行い、3番手でコースに復帰した。15周目にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を抜き、20周目に首位のカルロス・サインツ(フェラーリ)がピットインしたことで、フェルスタッペンは再びトップに立った。

アロンソ、ペナルティで7位から9位に降格。ボッタスとのバトルのなかでウィービング/F1第9戦

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はF1カナダGP決勝で、「ポジションを守るために2回以上方向転換を行った」として、5秒のタイムペナルティを受けた。

 アロンソは、2番グリッドからスタートし、エンジントラブルを抱えながら7位でフィニッシュした。しかし、レース終盤、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)に対してポジションを守っていた際に、ウィービングを行ったと判断された。

フェルスタッペンが終盤の一騎打ちを制して今季6勝目。サインツは猛追もあと一歩届かず【決勝レポート/F1第9戦】

 2022年F1第9戦カナダGPの決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝を飾った。2位はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3位はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。アルファタウリの角田裕毅はリタイアだった。

 決勝当日のジル・ヴィルヌーブ・サーキットは快晴。初日ほど暑くはないが、現地時間午後2時のレース開始時点で、気温19.8度、路面温度も41.2度まで上がった。

F1第9戦カナダGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第9戦カナダGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ケビン・マグヌッセン(ハース)だ。

F1第9戦カナダGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第9戦カナダGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはミック・シューマッハー(ハース)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、周冠宇(アルファロメオ)だ。

ガスリー、ブレーキに問題が発生しQ1敗退「FP3で2番手だっただけに本当にがっかりしている」アルファタウリ/F1第9戦

 2022年F1カナダGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは16番手でQ1で敗退した。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは「ピエールはFP3が(2番手で)好調だったため、予選で高い競争力を発揮できると期待していた」と述べている。

「ところが残念なことに、予選中にフロントブレーキのひとつに非常に大きな問題が発生した。そのため、フロントが激しくロッキングし、ブレーキングのパフォーマンスが不安定になってしまった。それによって彼はマシンからパフォーマンスを引き出すことができなかった。そういうわけでQ1で敗退する結果になった」