角田裕毅16位「今年一番厳しい週末。速さがない理由が分からず」チームは問題解決とアップデートの準備へ/F1第11戦

 2022年F1オーストリアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は16位という結果だった。

 16番グリッドからハードタイヤでスタート、2周目には14番手に上がり、ファーストスティントを長く取り、他より1回目のピットストップのタイミングが遅かったことで、17周目には6番手に。26周目にミディアムに交換、18番手でコースに復帰し、46周目に2回目のピットストップを行ってハードに履き替えた後は16番手となった。残り4周の時点でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の後ろに下がり、最下位17位でフィニッシュしたが、ベッテルがタイムペナルティを受けたことで、角田は16位に繰り上がった。

ルクレールがフェルスタッペンを3度オーバーテイク。終盤にトラブル発生も今季3勝目【決勝レポート/F1第11戦】

 2022年F1第11戦オーストリアGPの決勝が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が優勝した。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。アルファタウリの角田裕毅は16位だった。

 前日のスプリントは、ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンが圧勝した。背後のルクレール、カルロス・サインツ(フェラーリ)が序盤に2番手争いを繰り広げたことも、フェルスタッペンに大いに有利に働いた。

F1第11戦オーストリアGPスプリント トップ8ドライバーコメント(2)

 2022年F1第11戦オーストリアGPのスプリント予選が行われ、1番手〜4番手のドライバーが土曜日を振り返った。1番手〜5番手のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。

F1第11戦オーストリアGPスプリント トップ8ドライバーコメント(1)

 2022年F1第11戦オーストリアGPのスプリントが行われ、5〜8番手のドライバーが土曜日を振り返った。5〜8番手のドライバーはセルジオ・ペレス(レッドブル)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。

ガスリー、接触で15番手「10番手スタートのチャンスを生かせず本当に残念」:アルファタウリ/F1第11戦スプリント

 2022年F1オーストリアGPの土曜スプリントで、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは15番手に終わった。1周目の1コーナーで、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)と、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を挟みこむ形になり、ハミルトンと接触、18番手に後退した。16番手でフィニッシュした後、アルボンのペナルティで15番手に繰り上がった。

ハミルトン「今日分かったことは、ストレートではハースより遅いということ」メルセデス/F1第11戦スプリント

 2022年F1オーストリアGPの土曜スプリントで、メルセデスのルイス・ハミルトンは8番手、ジョージ・ラッセルは4番手だった。予選で2台がそれぞれクラッシュ、チームはマシンの修復をしてスプリントに臨んだ。ハミルトン車はサバイバルセルの交換が行われ、ラッセル車にはシーズン3基目のギヤボックスが入れられた。いずれもペナルティ対象にはならない。

 ラッセルは4番グリッドから全周回でその位置を保ち、4番手でフィニッシュ。ハミルトンはスタート直後にアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とピエール・ガスリー(アルファタウリ)の間で行き場がない状態になり、ターン1でガスリーとの接触が起きた。またターン3ではセルジオ・ペレス(レッドブル)と再びアルボンに挟まれ、1周目に11番手に後退した。チームによると、1周目の接触によるダメージか、左フロントブレーキの温度が上がってしまったということだ。マシンは大きな衝撃を受けており、スプリント後にダメージの調査が行われる。

ルクレール「日曜にはチームメイトとのバトルで時間を失うわけにはいかない」フェラーリ/F1第11戦スプリント

 2022年F1オーストリアGPの土曜スプリントで、フェラーリのシャルル・ルクレールは2番手、カルロス・サインツは3番手と、グリッドと同じ位置でフィニッシュした。スタート直後、サインツは一時ルクレールの前に出るものの、再び3番手に。首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が少しずつ遠ざかっていくなか、7周目、ルクレールとサインツは激しいバトルをするが、順位は変わらず、最終的にルクレールはフェルスタッペンから1.675秒差、サインツはルクレールから3.969秒差でチェッカーを受けた。

レッドブル&HRC密着:前戦に続いてアップデートを投入。さらに進化したRB18でトップ維持、ペレスは順位を8つ挽回

 F1第11戦オーストリアGP金曜日の予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンが、その速さを土曜日のスプリントでも維持して、トップでチェッカーフラッグを受けた。

 苦戦が予想されたレッドブルリンクで、フェルスタッペンが金曜日に続いて土曜日も制した理由は、レッドブルがホームレースとなるこのオーストリアGPでも車体をアップデートしてきたからだった。

レッドブル代表、決勝先頭グリッド確保に満足「異なる戦略で戦って、フェラーリに勝った」/F1第11戦スプリント

 2022年F1オーストリアGPの土曜スプリントで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは1番手、セルジオ・ペレスは5番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー
 昨日のポールポジションから今日のスプリントレースで勝利を獲得し、明日の決勝に向けて先頭グリッドを維持することができたのは素晴らしいことだ。(スプリントは)非常に長いスティントになるため、フェラーリはタイヤをセーブしていたが、マックスは後続をDRS圏外まで引き離すためにタイヤを使って激しくプッシュした。我々の方は、最初に使って、最後にセーブするという戦略を選んだのだ。マックスはこの戦略をうまく実行し、比較的楽なレースができた。