ガスリー14位「今日はペースが遅すぎて、ポイント争いをすることができなかった」:アルファタウリ/F1第9戦

 2022年F1カナダGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは14位という結果だった。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、ガスリーのレースについて次のように説明した。

「ピエールを前に空間のある状態で走らせるために、最初のピットストップをとても早い段階(5周目)に行った。それにより、彼は周囲のマシンとは異なるフェーズに入ったが、バーチャル・セーフティカーのタイミングが良くなかった。それでポジションを上げていくのがより難しくなったのだ。また、ハードタイヤの最初のセットではバランスがあまり良くなく、ポイント圏内まで順位を上げることはできなかった」

ハミルトン、今季2回目の表彰台に感無量「今日のレースは大きな希望と自信をもたらしてくれる」メルセデス/F1第9戦

 2022年F1カナダGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは3位、ジョージ・ラッセルは4位だった。

 チーム代表トト・ウォルフは『Sky Sports』に対して「ふたりは異なるセットアップで走り、リヤウイングのセッティングが違っていた。だがふたりともとてもいいレースをした。今日は多少ペースを見せることができたと思う」と語った。

レッドブル&HRC密着:SC導入で優勝争いの主導権はフェルスタッペンへ。無線トラブルを抱えながらも接戦を制す

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とカルロス・サインツ(フェラーリ)がレース終盤、テール・トゥ・ノーズを繰り広げた今年のF1カナダGP。この要因となったのは、47周目の角田裕毅(アルファタウリ)のクラッシュによるセーフティーカー導入だった。

 しかし、あのときセーフティーカーが導入されていなくとも、このふたりはレース終盤に激しいバトルを演じていたかもしれなかった。

レッドブルF1代表「マックスはプレッシャーに負けずに首位を守り切った」と賞賛。ペレスのトラブルは詳細な調査へ

 2022年F1カナダGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは優勝、セルジオ・ペレスはトラブルでリタイアした。

 ドライバーズ選手権ではフェルスタッペンがトップで175点、2位ペレスは129点、3位シャルル・ルクレール(フェラーリ)は126点となっている。コンストラクターズ選手権では、今回は2位のフェラーリの方が多くポイントを獲得したものの、レッドブルは76ポイント差をつけて引き続きリードしている。

ペレスがリタイア。ギヤボックストラブルとの見解「タイトル争いにおいてノーポイントは痛い」/F1第9戦決勝

 2022年F1カナダGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは、トラブルにより7周でリタイアした。

 チームは、「ペレスは『エンジンを失った。ギヤがスタックしている』と報告し、ターン8へのアプローチで減速、ランオフエリアでマシンをとめた」と説明、ペレスのリタイア原因はギヤボックストラブルであると思われると述べている。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=リタイア
13番グリッド/タイヤ:ハード

サインツ、初優勝に届かず落胆も「今年初めてコース上で最速の男になれた」と自信:フェラーリ/F1第9戦

 2022年F1カナダGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に続く2位を獲得した。終盤、サインツはフェルスタッペンの1秒以内を走り続け、フィニッシュ時にギャップは0.993秒だった。

 フェラーリは、サインツのレースについて「カルロスは、レースリーダーのマックス・フェルスタッペンに対して、ペースと戦略の両面でプレッシャーをかけ続けた」と述べている。

【F1第9戦カナダGP決勝】フェルスタッペン フェラーリとの接戦制す ハミルトン3位フィニッシュ&今季初の表彰台 アルピーヌ大健闘

2022年F1カナダGP@ジル ヴィルヌーヴ サーキット: モントリオールでおこなわれたカナダGPでフェルスタッペンがサインツを下し、連勝した。マックス フェルスタッペンとレッドブルは、カナダでワールドチャンピオンシップ […]

フェルスタッペンがキャリア26勝目「フェラーリの方が速かった。限界ぎりぎりの戦いでつかんだ勝利」/F1第9戦

 2022年F1カナダGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今季6勝目を挙げた。

 ポールポジションから首位を保って走行。セルジオ・ペレス(レッドブル)がトラブルでとまったことでバーチャル・セーフティカーが出動したタイミングで、9周目に1回目のピットストップを行い、3番手でコースに復帰した。15周目にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を抜き、20周目に首位のカルロス・サインツ(フェラーリ)がピットインしたことで、フェルスタッペンは再びトップに立った。

アロンソ、ペナルティで7位から9位に降格。ボッタスとのバトルのなかでウィービング/F1第9戦

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はF1カナダGP決勝で、「ポジションを守るために2回以上方向転換を行った」として、5秒のタイムペナルティを受けた。

 アロンソは、2番グリッドからスタートし、エンジントラブルを抱えながら7位でフィニッシュした。しかし、レース終盤、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)に対してポジションを守っていた際に、ウィービングを行ったと判断された。

入賞を目指していた角田裕毅、ピット出口でクラッシュ「チームに謝罪。プッシュしすぎてコースオフした」F1第9戦

 2022年F1カナダGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はリタイアを喫した。

 パワーユニットのエレメント交換によるペナルティで最後尾グリッドからスタートした角田は、8周目には15番手を走り、バーチャル・セーフティカー出動時に1回目のピットストップ、ポジションを失うことなく復帰し、19周目には11番手に浮上した。しかし47周目に2回目のピットストップを行い、コースに戻った直後にコースオフを喫し、ウォールにヒットして、その場でレースを終えた。