6位に終わったルクレール「悲惨なレース。なぜハードタイヤに換えたのか」代表が戦略を弁護:フェラーリ/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは3番グリッドからスタートして6位に終わった。

 ミディアムタイヤを履いてスタート、序盤は3番手を守って走行し、1回目のタイヤ交換を遅らせたことでいったんトップに立った。ミディアムタイヤに交換して2番手を走り、31周目にはジョージ・ラッセル(メルセデス)をオーバーテイク、再びトップに立った。しかし2度目のタイヤ交換でハードタイヤを選んだ後、ミディアムタイヤを履いた後ろのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)よりペースが大幅に劣り、なすすべなく抜かれてしまった。結局ルクレールは4番手走行時の54周目に再度ピットインし、ソフトタイヤに交換、6番手に落ち、そこからポジションを回復できずにフィニッシュした。

P10から優勝のフェルスタッペン、チームの冷静な対応に感謝。ハードタイヤスタートを急きょ取りやめ戦略変更/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは10番グリッドから今季8勝目を挙げた。

 予選Q3でパワー関連のトラブルが発生し、10番手に終わった後、チームはフェルスタッペンのパワーユニットに新エレメントを入れることを決めた。ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの3基目、エキゾーストシステムの6基目が入れられたが、すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティ対象ではない。

角田裕毅19位「グリップがなくて苦戦。なぜアップグレードが効果を発揮していないのか探る必要がある」/F1第13戦決勝

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は19位で完走を果たした。3回ストップでトップから2周後れでのフィニッシュだった。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンはレース後に次のようにコメントした。

「今日の展開には複雑な思いだ。ピエール(・ガスリー)は(パワーユニットを交換して)ピットレーンからスタートし、非常に強力なレースをした。ソフトコンパウンドとミディアムコンパウンドをうまく使って12位でフィニッシュしたのだ。残念ながら裕毅にとってははるかに難しいレースになった。すべてのスティントでグリップとバランスに苦しみ、全体的にマシンに満足していなかった。テレメトリーからは問題が明らかになっていないが、原因を突き止めるために調査を行う必要がある」

10番手スタートのフェルスタッペンが逆転で今季8勝目。メルセデスが2戦連続W表彰台【決勝レポート/F1第13戦】

 2022年F1第13戦ハンガリーGPの決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝した。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位はジョージ・ラッセル(メルセデス)となっている。アルファタウリの角田裕毅は19位だった。

 今年のハンガリーGPの週末は初日こそ快晴に恵まれたが、2日目は雨。そして日曜日も、決勝レース中の降水確率は60%と高い。レース開始時の現地時間午後3時の時点で、天候は曇り、気温19度、路面温度27.6度、メインストレートでは向かい風となるやや強い風が吹いている。

F1第13戦ハンガリーGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第13戦ハンガリーGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。

F1第13戦ハンガリーGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第13戦ハンガリーGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)だ。

ガスリー、タイム抹消でQ1敗退「小さな進歩を確認できたのはよかった。決勝に期待」アルファタウリ/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは19番手だった。ガスリーは1分19秒116のタイムを記録し、Q2進出を決めたかに思われたが、このタイムはトラックリミット違反で取り消され、その結果Q1敗退となった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 19番手(1分46秒091:ウエットタイヤ/18周)
予選 19番手(Q1=19番手1分19秒527:ソフトタイヤ)

ハミルトン、DRSトラブルでQ3アタックができず「悔しい。苦労し続けてようやくチャンスが訪れたのに」/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは7番手だった。ハミルトンはQ3の最初のラップはユーズドソフトタイヤで走行、1分18秒142を記録。フレッシュタイヤを履いた2回目最後のランにすべてをかけたが、その重要なタイミングでDRSにトラブルが発生し、アタックを中止しなければならなかった。

 トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは「ルイスは最悪のタイミングでDRSトラブルに見舞われた。新品タイヤでの唯一のラップを開始したところだったのだ。今の段階ではなぜその問題が発生したのか分からないので、これから調査する」と述べている。

ルクレール予選3番手「タイヤに苦しみ、1周をまとめられなかった。決勝では速さを発揮できるはず」フェラーリ/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは3番手、カルロス・サインツは2番手だった。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 2番手(1分42秒141:インターミディエイトタイヤ/14周)
予選 3番手(Q1=8番手1分18秒806:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分17秒768:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分17秒567:ソフトタイヤ)