F1第12フランスGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第12フランスGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、角田裕毅(アルファタウリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)だ。

ガスリー、母国でのQ1敗退に意気消沈「一日で競争力がなくなり、まるで違うマシンのよう」/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは16番手という結果だった。Q2進出最下位のアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とはわずか0.016秒差だった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 13番手(1分33秒869:ソフトタイヤ/18周)
予選 16番手(Q1=16番手1分33秒439:ソフトタイヤ)

ハミルトン予選4番手もPPから0.9秒差「なぜこれほど差が広がったのか分からない」メルセデス/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは4番手、ジョージ・ラッセルは6番手だった。ハミルトンのタイムは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のポールポジションタイムより0.893秒遅いものだった。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 4番手(1分33秒255:ソフトタイヤ/22周)
予選 4番手(Q1=9番手1分33秒041:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分32秒274:ソフトタイヤ/:Q3=4番手1分31秒765:ソフトタイヤ)

レッドブル&HRC密着:マシンバランスを改善。戦略が重要なポール・リカールで「2対1の有利な状況で戦える」と代表が自信

 F1第12戦フランスGPの予選後、エナジーステーションでレッドブルのテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェと会った。フェラーリがチームメイト同士で行ったスリップストリーム作戦をレッドブルは考えなかったのかと尋ねると、ワシェは「まったく」と首を振って即答した。理由はこうだ。

「我々には2台ともポールポジションを狙えるスピードがあった。スリップストリーム作戦を採れば、どちらかのアタックが台無しになる。我々にはそれはできなかった」

ペレス予選3番手「最悪の週末だったが持ち直すことができた。明日は優勝を狙う」レッドブル/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは3番手を獲得した。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分33秒293:ソフトタイヤ/25周)
予選 3番手(Q1=4番手1分32秒354:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分32秒120:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分31秒335:ソフトタイヤ)

サインツ、PU交換で最後列に降格「絶好調なだけに残念」ルクレールへのサポート成功には満足/F1第12戦予選

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、フェラーリのカルロス・サインツは9番手だった。金曜時点でサインツのパワーユニット(PU)にコントロールエレクトロニクス3基目が入れられたことで10グリッド降格ペナルティを受けることが決定していたが、土曜になって、フェラーリがさらなる新エレメント投入を行ったことが明らかになった。ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの4基目が投入されたことで、サインツは日曜決勝を最後方グリッドからスタートすることになった。

【角田裕毅F1第12戦密着】Q2最終アタックはスーパーラップ、4戦ぶりのQ3進出「アップデートに結果で応えられた」

 F1第12戦フランスGPの予選で、角田裕毅(アルファタウリ)は第8戦アゼルバイジャンGP以来、4戦ぶりにQ3に進出した。予選を終えて、ミックスゾーンにやってきた角田は、安堵した表情でこう答えた。

「率直にうれしいです。チームがアップデートしてきたことに対して、結果で応えることができてよかった。明日のレースでもきちんとまとめてしっかりとポイントを持ち帰りたいと思います」

ポールのルクレール「トウがなければマックスと僅差だった」僚友サインツの完璧なサポートに感謝:フェラーリ/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールはキャリア16回目、今シーズン7回目のポールポジションを獲得した。今回、チームメイトのカルロス・サインツはパワーユニット(PU)交換によるペナルティで後方スタートが確定しているが、Q3まで走ってルクレールにトウ(スリップストリーム)を与え、ルクレールのポール獲得に貢献した。ルクレールと予選2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのタイム差は0.304秒だった。

フェルスタッペン予選2番手「決勝では有利に戦える」フェラーリと異なりトウ戦略は検討せず/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番手となり、今季8回目のフロントロウを獲得した。ポールポジションは、チームメイトであるカルロス・サインツの協力でトウを得たシャルル・ルクレール(フェラーリ)で、ルクレールとフェルスタッペンのタイム差は0.304秒だった。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 1番手(1分32秒272:ソフトタイヤ/23周)
予選 2番手(Q1=2番手1分31秒891:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分31秒990:ソフトタイヤ/:Q3=2番手1分31秒176:ソフトタイヤ)

チームも喜んだ角田裕毅の予選8番手「新パッケージへの適応に苦労したが、皆で解決策を見つけ出した」/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はQ3に進出し、8番手を獲得した。角田が今年Q3に進んだのは、マイアミ、アゼルバイジャンに続く3回目。

 ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのギヨーム・デゾトーは、角田の予選について次のように振り返った。

「裕毅には昨日と比べて明らかに進歩が見られた。彼は良い仕事をして、予選Q3までマシンを持っていき、8番グリッドを確保した。予選全体で安定した走りを見せていた」