フェラーリの徹底したチームプレイでルクレールがポール獲得。角田はQ3進出で8番手【予選レポート/F1第12戦】

 2022年F1第12戦フランスGPの予選が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は8番手だった。

 直前のFP3ではフェルスタッペンが2番手カルロス・サインツ(フェラーリ)にコンマ3秒以上の差をつけてトップ。ルクレールはコンマ6秒落ちの3番手。4、5番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)はコンマ9〜1秒遅れだった。

【順位結果】2022年F1第12戦フランスGP予選

 2022年F1第12戦フランスGPの予選が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。2番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル)が続き、角田裕毅(アルファタウリ)はQ3進出を果たし8番手という結果になっている。

フェルスタッペンが最速、角田裕毅は10番手【タイム結果】F1第12戦フランスGPフリー走行3回目

 2022年F1第12戦フランスGPのフリー走行3回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。

 気温28度、路面温度49度というドライコンディションで現地時間13時にセッションがスタート。開始直後からレッドブル勢がミディアムタイヤでコースに出て行き、マックス・フェルスタッペンが首位、セルジオ・ペレスが2番手につけている。ソフトタイヤのバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が0.4秒差で3番手に浮上した。

100年前のグランプリカー『TT1』はマン島TT用に開発された新車。当時の最新鋭エンジンも搭載/サーキット便り

 7月21日、F1第12戦フランスGP開幕を前日に控えたポール・リカール・サーキットで、あるイベントが行われた。1922年にフランスでグランプリ・デビューを飾ったアストンマーティンがその100周年を祝って、当時のTT1をポール・リカールで走らせたのだ。

 ステアリングを握ったのはセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)で、その隣にはジョニー・ハーバートが座った。当時はレギュレーションで2座のシートが装着されていなければならず、ドライバーの隣にはライディングメカニックを同乗しなければならなかったからだ。

ガスリー7番手「新パーツ投入でトップ10に戻ってくることができた」:アルファタウリ/F1第12戦金曜

 2022年F1フランスGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=5番手/2=7番手だった。アルファタウリは今回、フロア周りとエンジンカバーにアップデートを施している。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=5番手(1分34秒979:ソフトタイヤ/21周)/2=7番手(1分33秒906:ソフトタイヤ/24周)

ハミルトン「思っていたより上位との差が大きい」メルセデス、期待どおりの速さを示せず/F1第12戦金曜

 2022年F1フランスGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行2=5番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=4番手/2=4番手だった。ハミルトンはF1若手ドライバーテスト規則に基づき、FP1でマシンをリザーブドライバーのニック・デ・フリースに託し、走行しなかった。

 メルセデスは今回、マシンのフロアエッジ、フロントコーナーにアップデートを加えている。チームは「マシンのパフォーマンス改善の余地があるため、フランスでは、フロアの荷重と冷却面の改善を図る目的で、フロアとマシンのフロント部分にポジティブなアップデートを施した」と述べた。

F1第12戦木曜会見:参戦300戦目を迎えたハミルトン。かつての僚友アロンソは「経験を積んだ今も才能は健在」と賞賛

 2007年にマクラーレンから22歳でF1にデビューしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が、今回の第12戦フランスGPで参戦300戦目を迎えた。ドライバー会見パート2に出席したハミルトンには、当然それに関する質問が集中した。ところが本人は、その事実を「知らなかった」という。

Q:数字という点で、大きな週末ですね。300戦目のグランプリに、心からおめでとうございます。
ハミルトン:いやあ、知らなかったんだよね。

FP1でハミルトンのマシンに乗ったデ・フリースは9番手「最高の経験。チームへの貢献ができた」/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンのマシンでFP1に出場したリザーブドライバーのニック・デ・フリースは、9番手タイムを記録した。F1は今年、F1昇格を目指す若手ドライバーにF1マシンで走行するチャンスを与えるため、各マシンがシーズン中に最低1回、金曜プラクティスで若手を乗せなければならないという規則を導入。この規則に基づき、デ・フリースは今回、ハミルトンに代わってFP1に参加した。

レッドブル&HRC密着:前戦の反省を踏まえてレースに向けたセットアップを重視か。精力的にロングランに取り組んだ初日

 初日の路面温度は最高で56度。今年のF1第12戦フランスGPは昨年より約1カ月遅れということに加え、今年ヨーロッパを襲っている熱波の影響も手伝って、例年よりも暑いコンディションとなっている。

 そのフランスGP初日、レッドブルは興味深いタイヤの使い方を行った。フリー走行1回目にソフトタイヤを2セット投入した。

ペレス、チームメイトと約1秒差の10番手「トラブルもあり、マシンが満足できる状態ではない」レッドブル/F1第12戦金曜

 2022年F1フランスGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=6番手/2=10番手だった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンとのFP2でのタイム差は0.983秒だった。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=6番手(1分35秒174:ソフトタイヤ/21周)/2=10番手(1分34秒060:ソフトタイヤ/16周)