F1第13戦ハンガリーGPのフリー走行2回目が終了して5分後、予定されていたガレージ裏でのメディアセッションに現れた角田裕毅(アルファタウリ)は、いつになく厳しい表情だった。
それもそのはず、フリー走行2回目での角田のポジションは、なんと19番手だったからだ。
フェルスタッペン、振動にも苦しみ4番手「今回はフェラーリが優勢。ドライだと厳しそう」レッドブル/F1第13戦金曜
2022年F1ハンガリーGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=2番手/2=4番手だった。フェルスタッペンは、FP2では「ターン4とターン11でのこのオシレーションはジョークだ」と無線で不満を訴える場面もあり、マシンに満足していない様子だった。FP2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)が記録したトップタイムとの差は0.283秒だった。
角田裕毅「マシンパフォーマンスが後退したように感じる。バランス改善が必要」/F1第13戦金曜
2022年F1ハンガリーGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=14番手/2=19番手だった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、一日を次のように振り返った。
「先週のフランスで新しいエアロパッケージがコース上でどのように機能するかについて多くのことを学び、すでに準備を整えた状態でハンガリーに到着した。そのためこのサーキットに適したセットアップを施し、バランス向上のために2台でたくさんのテストを行った」
F1ハンガリーGP FP2:ルクレールが初日最速。マクラーレン勢がトップ5入り、上位10台が1秒以内に
2022年F1第13戦ハンガリーGPのフリー走行2回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はランド・ノリス(マクラーレン)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は19番手だった。
現地時間午後5時からのFP2。FP1に引き続いて快晴、日本なら夕方の時間帯だが、気温33度、路面温度49.7度と高温コンディションのままだ。
【タイム結果】F1第13戦ハンガリーGPフリー走行2回目
2022年F1第13戦ハンガリーGPのフリー走行2回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はランド・ノリス(マクラーレン)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は19番手だった。
F1ハンガリーGP FP1:フェラーリのサインツが首位発進。フェルスタッペン、ルクレールが僅差で続く
2022年F1第13戦ハンガリーGPのフリー走行1回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は14番手だった。
夏休み前最後のレースとなる、第13戦ハンガリーGP。直前の木曜日にはセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が、今季限りの現役引退を、突然発表した。つい1週間前のフランスGPでは来季も走る意志を会見で語っていたが、本人は「ずっと以前から考えていた」とのことだ。
【タイム結果】F1第13戦ハンガリーGPフリー走行1回目
2022年F1第13戦ハンガリーGPのフリー走行1回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は14番手だった。
F1出走300戦を超えたハミルトン「今も新鮮な気持ちだし、エネルギーは十分」優勝争いに戻るため取り組みを継続
メルセデスのルイス・ハミルトンは先週末のF1第12戦フランスGPで、節目となる300回目のグランプリ出走を果たしたが、7度の世界チャンピオンであるハミルトンは、F1での将来に向けたエネルギーは「今も十分にある」と述べている。
ポール・リカールで開催されたフランスGPで、ハミルトンはレッドブルのマックス・フェルスタッペンの後ろで2位に入賞し、300回の出走を成し遂げたF1史上6人目のドライバーとなった。
角田裕毅、追い抜きの難しいハンガロリンクでは「できるだけ上位で予選を通過することが重要」/F1第13戦プレビュー
サマーブレイク前の最後のレースとなるF1第13戦ハンガリーGPに向け、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅が意気込みを語った。
前戦フランスGPでは、アルファタウリはエミリア・ロマーニャGP以来となるアップデートを投入した。AT03はパフォーマンスの改善を見せ、角田は予選でQ3に進出したが、決勝レースでは他車との接触によりリタイアに終わった。
F1技術解説:第12戦(2)アルピーヌA522に速さをもたらしているルノー製PU。スプリットターボ構造の3つのメリット
2022年F1第12戦フランスGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。第1回「フェラーリのルクレールはなぜミスを犯したのか」 に続く今回は、アルピーヌA522に搭載されたパワーユニット、ルノー製RE22の詳細画像とともに、今年採用されたスプリットターボ・コンセプトのメリットを説明する。