2022年F1第11戦オーストリアGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。今回は、フェラーリが決勝日に見せた速さを分析する。
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日曜日の決勝レースの大本命は、マックス・フェルスタッペンだった。初日予選でポールポジション、そして二日目のスプリントを制したレッドブルRB18は、フロア入り口に変更を加え、いっそうの速さを発揮していた。
2022年F1第11戦オーストリアGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。今回は、フェラーリが決勝日に見せた速さを分析する。
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日曜日の決勝レースの大本命は、マックス・フェルスタッペンだった。初日予選でポールポジション、そして二日目のスプリントを制したレッドブルRB18は、フロア入り口に変更を加え、いっそうの速さを発揮していた。
F1フランスGPの将来には深刻な懸念が生じている。ポールリカールのグランプリ主催者とF1の間における現在の契約は、今年のレース後に終了するが、少なくとも毎年のイベントとして契約が更新される可能性が低いのだ。
ニースでのストリートレースについてのうわさもある。F1はニース市のアリアンツ・リビエラ・スタジアム周辺の候補地を検討しているが、当面はこのプロジェクトは実現しないだろう。
アルピーヌは、同社のすべての部門で女性の割合を増やすことを目的としたプログラム『Rac(H)er』の開始を発表した。アルピーヌによると、この革新的なプログラムは、真の“パフォーマンス差別化要因”となる才能とスキルを持つ女性の人材群を活用することを目的としているという。
またルノー・グループ内の多様性を推進する取り組みの一環として、BWTアルピーヌF1チームは、ドライバー候補も含めて女性の登用を増やすための包括的なプログラムを導入する予定だ。
2022年F1第9戦カナダGPの開幕に先駆けて、モントリオールでタイムアタック対決に挑んだ角田裕毅(アルファタウリ)とセルジオ・ペレス(レッドブル)。しかし、ふたりに与えられたのは『世界一遅い車両』だった。
「世界で最も遅いクルマは?」と聞かれると、答えるのは案外難しいかもしれない。しかし、アイスホッケーを愛するカナダの人々ならすぐに「それは整氷車だ」と言うだろう。
今週FIAを退職した元F1レースディレクターのマイケル・マシは、昨年大きな論争を起こした最終戦アブダビGP以来、初めて公に発言した。
7月12日、FIAはマシの退職を発表したが、そのニュースは数カ月前からうわさされていた。翌13日、マシは家族とともに母国のオーストラリアに戻り、オーストラリアのウェブサイト『Speedcafe.com』に声明を発表した。
アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは、F1イギリスGPの週末に、ナイジェル・マンセルが乗った1992年型ウイリアムズFW14Bでデモランを行った時のことを振り返り、「5歳に戻ったような気分だった」と話した。
ベッテルは約2年前にボナムスのオークションで、マンセルがタイトルを獲得した1992年のウイリアムズを入手した。アクティブサスペンションを備えた有名な“レッド5”の落札額は270万ポンド(約4億40000万円)にも上ったといわれている。
自身にとって唯一となった1992年のチャンピオン獲得から30周年の記念を迎え、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで『ウイリアムズFW14B』や『フェラーリ640』といった思い出深い名車をドライブしたナイジェル・マンセル。そんな彼に、モータースポーツ各界のレジェンドたちから祝福のコメントが寄せられた。
FIA、F1、F1各チームの代表者で構成される技術諮問委員会の会合が7月15日に行われ、F1マシンのロールフープの強度を上げることが議題のひとつとして取り上げられ、2023年に新たな規定が導入される見通しとなった。イギリスGPで周冠宇(アルファロメオ)のマシンがクラッシュの後にひっくり返った際に、ロールフープがすぐさま破損、ドライバーの身体を守る役割を果たさなかったことが問題視されている。
スタート直後に他車からヒットされた周のマシンはひっくり返り、ロールフープが破損した状態でコースから飛び出してグラベルトラップを滑っていき、タイヤバリアに当たって、バリアとネットの隙間に落下した。幸い周はヘイローによって守られ、大きな怪我はせず、次戦オーストリアに出場することができた。
レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがチームの公式YouTubeに登場し、シンプルな会話ゲームで対決したふたりは、熾烈な争いを繰り広げた。
今回フェルスタッペンとペレスが挑戦するのは『YES or NOゲーム』だ。相手の質問に『Yes』と『No』を使わずに答えるという単純なルールの遊びだが、これが意外と奥が深い。
アルピーヌF1のオットマー・サフナウアー代表は、チームのコンストラクターズ選手権4位は現実的であり、今後のレースで優勝や表彰台を獲得することも可能だと考えている。
第9戦カナダGPではフェルナンド・アロンソが予選で2番手につける快走をみせ、エステバン・オコンとともに2戦連続のダブル入賞を果たしたアルピーヌ。F1公式ポッドキャスト『F1 Nation』に出演したチーム代表のサフナウアーは、今後の目標について次のように答えた。