FIA、ポーパシング軽減のための2023年F1レギュレーション変更案を発表。フレキシブルフロアの検査を厳格化

 FIAは、F1マシンのポーパシング/バウンシング(縦揺れ)軽減のための対策を検討するなかで、2023年の技術レギュレーションへの変更プランを提示した。2022年については、ベルギーGPから有効となる技術指令書により、一時的な対策を講じる。

 2022年のグラウンドエフェクトカーから最大のパフォーマンスを得るため、各チームがマシンを路面にできるだけ近づけて走らせようとするなかで、激しいポーパシングやバウンシングが発生、FIAはこれが安全性やドライバーの健康における重大なリスクをもたらすものとして、深刻に受け止めている。

マクラーレンF1代表、ハータのプロフェッショナルな取り組みに感心「このアプローチのおかげで徐々に自信をつけた」

 マクラーレンF1チームのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、ポルティマオで行われたコルトン・ハータの初めてのF1テストについて、彼が見せたプロフェッショナルなアプローチにチームが「非常に感銘を受けた」と述べている。

 ハータは7月11日と12日にポルトガルのアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで162周を走行し、マクラーレンの2021年型マシンと、チームの運営と手順に慣れることに専念した。

F1関係者たちが、観客席で起きた嫌がらせ行為に激怒「モータースポーツイベントから永久追放すべき」とベッテル

 F1オーストリアGPの週末、観客の一部が他の観客に悪質な嫌がらせ行為を行っていたことが明らかになり、フォーミュラ・ワン・グループ、F1チーム、ドライバーたちが、強い非難の声を上げている。問題行為を行った人々に対しては、今後モータースポーツイベントへの参加を禁止するべきだという意見も出ている。

 グランプリ期間中、他の観客から、性差別、人種差別、性的指向差別などの対象とされ、嫌がらせを受けた人々が、SNSを通して被害を訴えたことで、事件が一気に表面化し、フォーミュラ・ワン・グループは、日曜、次のような声明を発表した。

【渡辺康治HRC社長インタビュー後編】2025年末までのサポートに関する契約は今後締結へ「ある程度活動を続けられる」

 ホンダの首脳陣が、2022年F1第11戦オーストリアGPが開催されたレッドブルリンクを訪れた。その目的は、レッドブルへの表敬訪問だ。レッドブルリンクを訪れたメンバーのひとりであるHRCの渡辺康治社長は、ホンダの将来について様々な噂が流れてはいるものの、すぐにF1に復帰するという議論はしていないと認めた。だがレッドブルへのサポートを終え、完全にF1から離れることになった後も、F1の技術的な面には注目していきたいと語った。

フェラーリ育成シュワルツマン、FP1出場に備えてF1テスト。イスラエルライセンスでの初走行

 フェラーリF1の育成ドライバーでテストドライバーを務めるロバート・シュワルツマンは、7月13日、ムジェロ・サーキットにおいて、2021年型F1マシン、フェラーリSF21で走行する機会を得た。フェラーリは、今シーズン中の金曜プラクティス1にシュワルツマンを起用する予定だ。

 F1は若手ドライバーにF1マシンで走行する機会を与える目的で、全チームに1シーズン最低2回の金曜フリープラクティスで若手ドライバーを起用することを義務付けている。フェラーリは今年序盤の段階でシュワルツマンをFP1で走らせることを決めた。

角田とのF1契約について代表が語る「今のパフォーマンスを発揮し続ければ残留の可能性が高い」さらなる成長への期待も

 アルファタウリF1代表のフランツ・トストが、角田裕毅の2023年について、今のパフォーマンスを発揮し続けていれば残留する可能性が高いと語った。レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、角田を「問題児」と呼び、改善の必要を指摘したが、トストは自分は問題児は好きであり、大きな可能性があるとして期待を示した。

「今の時点では打つ手がない」ガスリー、オーストリアの週末に落胆。アルファタウリF1はフランスでアップデートを予定

 ピエール・ガスリーは、F1第11戦オーストリアGPの週末を“散々”と評し、アルファタウリには緊急のアップグレードが必要だと述べている。

 ガスリーのレッドブルリンクでのレースには、いいところがまったくなかった。難しいレースで順位は15位と低迷し、チームメイトの角田裕毅のひとつ上にすぎなかった。

【渡辺康治HRC社長インタビュー前編】レッドブルを表敬訪問。F1の動向を見守るも「すぐにF1に戻るという議論はない」

 2022年F1第11戦オーストリアGPの舞台となったレッドブルリンクに、ホンダの首脳陣が訪れた。メンバーはHRCの渡辺康治社長と浅木泰昭四輪レース開発部部長、本田技研工業の三部敏宏社長と倉石誠司会長だ。コロナ禍で昨年の最終戦アブダビGPへ行くことが叶わず、このタイミングでの表敬訪問となったが、レッドブル側に感謝を伝えることができたという。一方で渡辺社長は、その前日に行われたF1コミッションには参加しなかったことも明かした。

マクラーレンF1のテストに参加したハータ、MCL35Mで162周を走行「一番重要だったのはラップをまとめること」

 NTTインディカー・シリーズに参戦しているコルトン・ハータは、ポルトガルでマクラーレンF1チームとの2日間のテストを行った。

 ハータはTPC(Testing of Previous Cars)のテストルールの下、アルガルベのコースで2021年仕様のマクラーレンMCL35Mで162周を走行した。ハータはステアリングを握ってすぐに好感触を得たという。

元F1最高権威者のバーニー・エクレストン、約651億円の在外資産に関する申告漏れで起訴される

 元F1最高権威者のバーニー・エクレストンが、4億ポンド(約651億4800万円)の海外資産について、「虚偽の報告による詐欺」の罪で、イギリス検察庁(CPS)に起訴された。

 このところのエクレストンは、見出しになるような話題を提供しては窮地に追い込まれることが多い。世論という法廷にさらされることもある一方で、イギリスで刑事訴追を担う主要な公的機関であるCPSの追求も受けている。