7度のF1王者ミハエル・シューマッハー、地元ノルトライン=ヴェストファーレン州で州賞を受賞

 ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州は、同州自慢の出身者のひとりであり、7度のF1世界チャンピオンであるミハエル・シューマッハーに対し、F1での伝説的な功績を讃えて権威ある州賞を授けた。

 正式な授賞式は、7月20日にケルンのモーターワールドで執り行われる。モーターワールドにはシューマッハー家の私的なF1マシンコレクションと、シューマッハーの輝かしいキャリアに関連する記念品が収蔵されている。

メルセデスF1 W13の実験的セットアップを担当するハミルトン「過度の実験はレースの妨げになる」として控える方向

 メルセデスF1チームは、W13の改善を図るため、レースウイークエンドを使ってさまざまな実験を行っている。実験的セットアップの評価を主に担当しているルイス・ハミルトンは、週末にレースに集中できる日が近いうちに来ることを願っている。

 シーズン最初からメルセデスは、ポーパシングとバウンシングに苦しんでいる。彼らはマシンにはポテンシャルがあると信じ、それを引き出すために、主にハミルトンのマシンでさまざまな実験を行っている。

メルセデスF1、イギリスGPでアップグレードを導入へ。シルバーストンに抱く控えめな期待

 メルセデスF1チームは、次戦F1イギリスGPにおいて、W13に新パーツを導入する予定であることを明らかにした。今シーズン、優勝争いに加わることができずにいるメルセデスは、マシンが抱える問題を解決し、可能な限りのパフォーマンスを引き出すことを目指している。

 第9戦カナダGPでは、ルイス・ハミルトンが3位、ジョージ・ラッセルが4位を獲得、ポジティブな結果ではあったが、レッドブルとフェラーリからは大きく離されていた。

シルバーストンでアルピーヌ育成のコルドウェルがF1マシン初走行「信じられないようなことで、言葉が出ない」

 アルピーヌアカデミーのメンバーであるオリ・コルドウェルは、シルバーストンでF1テストデビューを果たし、母国のコースでA521をドライブした。

 現在FIA F2選手権にカンポス・レーシングから参戦している20歳のコルドウェルは、午前と午後にかけて587kmの走行をこなした。A521のステアリングを握ったコルドウェルは、午前中はマシンの理解を深めてテストに慣れていき、午後にはペースを上げ、その日の走行計画を完了するためにアルピーヌのエンジニアたちと緊密に連携した。

「黄旗や赤旗を出した人の予選タイムは削除するべき」とアルボン。アゼルバイジャンGPでのアロンソを批判

 アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)は、2022年F1第8戦アゼルバイジャンGPの予選Q1でフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が故意に黄旗を引き起こすことで自らのアタックを妨害したと批判し、黄旗や赤旗の原因となったドライバーの予選タイムを抹消するようにルール変更すべきだと主張した。

 F1アゼルバイジャンGPの予選Q1終了間近、各車が最後のアタックに差し掛かったタイミングでアロンソはターン15のエスケープに飛び出した。

マゼピン、契約解除のハースF1チームに対する法的手続きを開始。サラリー支払いを請求

 2021年から2022年プレシーズンテスト1回目までハースF1のドライバーを務めたニキータ・マゼピンが、契約を打ち切ったハースが今年のサラリーを支払っていないとして、訴訟手続きを開始したことを明らかにした。

 ハースは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、プレシーズンテスト2回目を前にした3月5日、ロシア企業であるタイトルスポンサー、ウラルカリとの契約と、ロシア出身のマゼピンとのドライバー契約を解除することを発表した。

レッドブルF1のペレス、カナダのクラッシュで首を痛める。次戦イギリスに向け、全快目指して治療中

 レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、F1第9戦カナダGP予選でクラッシュした際に、首を痛めていたことを明らかにした。次戦イギリスGPに万全の体調で臨めるよう、治療を行っているということだ。

 路面が濡れた状態で行われた予選のQ2で、ペレスはターン3でコースオフし、テックプロバリアにヒット、マシンをとめた。マシンから降りて、歩いてピットに戻るペレスの様子には、変わったところはみられなかった。しかし、その数時間後に首の痛みを感じ始めたということだ。決勝はギヤボックスの不具合が原因と推測されているトラブルにより、7周でリタイアしたため、首の状態を大きく悪化させることにはならなかったようだが、治療を必要とする状態であるという。

決勝でのペース不足に戸惑うガスリー「コース固有のものか、特定のセットアップによるものかわからない」/F1第9戦

 アルファタウリのピエール・ガスリーは、F1第9戦カナダGPでのペース不足をどう理解していいのか分からなかった。そのせいで彼は14位にまで順位を下げることになったのだ。

 第8戦アゼルバイジャンGPでは予選6番手から5位入賞という強力な走りを見せたガスリーだが、モントリオールでは前週のバクーでやり残したことを完遂しようと強く思っていた。

アルピーヌ育成のピアストリ、F1フランスGPでFP1に参加か。すでにオーストリアとイギリスで走行テストを実施

 アルピーヌは、オスカー・ピアストリを2023年に正式にグランプリデビューさせ、2年間ウイリアムズに貸し出すための準備を引き続き推し進めている。そして今後数日のうちに、これからシーズン末までのピアストリの活動が発表されるようだが、ウイリアムズとの契約発表が行われるのは、シーズン後半のことになると見られている。

 チーム代表のオットマー・サフナウアーは、モントリオールで行われた第9戦カナダGPの終わりにメディアと話すなかで、その場ですぐ発表を行う誘惑に駆られた。チームの広報担当者に対しサフナウアーは、「オスカーについての発表はすぐ行われるのだから、今話してしまってはどうだろう?」と尋ねた。

ペース不足、信頼性の問題、ダブルストップ中のトラブルに苦しんだマクラーレン。代表はドライバーに謝罪/F1第9戦

 マクラーレンF1チームのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、ダニエル・リカルドとランド・ノリスに対する謝罪の言葉を語った。F1第9戦カナダGPの決勝レースで、ふたりの力量に相応しいパッケージを供給できなかったためだ。

 マクラーレンは、ポイントを加算できないままカナダを後にした。リカルドはトップ10入りを逃し11位、ノリスは15位という低いポジションでレースを終えた。