ルクレール、追加で新しいPUコンポーネントを投入。決勝はグリッド最後列からのスタートへ/F1第9戦

 2022年F1第9戦カナダGPの土曜日、フェラーリは、シャルル・ルクレールのパワーユニット(PU)に追加で新しいコンポーネントを投入した。

 ルクレールはカナダGP初日のFP1の時点で、3基目のICE、MGU-H、MGU-Kと、2基目のCEを投入。FP2後には3基目のCEも使用したことが明らかになり、10グリッド降格ペナルティが決まっていた。

ウエットでアロンソが最速。ガスリー、ベッテルが続く【タイム結果】F1第9戦カナダGPフリー走行3回目

 2022年F1第9戦カナダGPのフリー走行3回目が行われ、アルピーヌのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークした。2番手はピエール・ガスリー(アルファタウリ)、3番手はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)となっている。アルファタウリの角田裕毅は17番手だった。

 ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは雨が降っており、気温11度、路面温度16度というコンディションでセッションがスタート。各車フルウエットタイヤを履いてコースへ出て行くが、マシンからは大きく水煙が上がっている。序盤はタイムを出すマシンも半分ほどしかいないなかで、角田が1分38秒262でトップに立つ。開始20分を過ぎると、金曜のFP2を走ることができなかったバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が1分37秒909をマークした。

ハミルトン、新フロアをテストも効果なし「悪化する一方。それでも来年のために頑張り続ける」メルセデス/F1第9戦金曜

 2022年F1カナダGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=8番手/2=13番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=6番手/2=7番手だった。

 チームは「ドライバーはふたりともW13に一貫性がないと感じていた。パフォーマンスを追求するなかで、今日はモディファイしたフロア(注:大きなカットアウトを施したもの)で実験を行い、アップデート版のリヤのトラックロッドを使用した」と述べている。

フェルスタッペンと1秒差のペレス「セットアップがうまくいかず後れを取った。予選までに解決したい」/F1第9戦金曜

 2022年F1カナダGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=4番手/2=11番手だった。

 チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、両セッションで最速タイムを出した。FP2でフェルスタッペンとペレスのタイム差は1.040秒だった。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=4番手(1分15秒619:ソフトタイヤ/32周)/2=11番手(1分15秒167:ソフトタイヤ/29周)

フェルスタッペン初日最速「マシンに競争力があることを確認できた。順調な出だし」レッドブル/F1第9戦

 2022年F1カナダGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=1番手/2=1番手だった。

 FP2で2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)とのタイム差は0.081秒だったが、ルクレールはパワーユニットのエレメント交換によりグリッド降格ペナルティを受けることが決まっている。

PUペナルティを受ける角田裕毅「後方から追い上げるためロングランに集中。ポジティブな初日」/F1第9戦

 2022年F1カナダGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=14番手/2=17番手だった。

 FP1の時間帯にFIAは新しいパワーユニットエレメントを投入したマシンを発表。これにより、角田のパワーユニットの7エレメントすべてに関し新品が投入されたことが明らかになった。そのうちICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kのシーズン4基目を入れたことで、シーズン中に使用できる基数を超え、ペナルティを受けることとなった(エナジーストア2基目、コントロールエレクトロニクス2基目、エキゾーストシステム5基目については範囲内)。角田はグリッド後方からのスタートとなる。

ルクレールが10グリッド降格へ。フェラーリがパワーユニットエレメントを追加で交換/F1第9戦

 F1第9戦カナダGPの金曜プラクティス2終了後、FIAは、フェラーリのシャルル・ルクレールのパワーユニットのコントロールエレクトロニクス3基目が入れられたことを発表した。これによりルクレールはグリッド降格ペナルティを受けることになる。

 ルクレールは、前戦アゼルバイジャンGP決勝をパワーユニットトラブルでリタイア、フェラーリは調査の結果、「バクーのPUは修復不可能」であることを明らかにしていた。ただ、FP1時点では、ルクレールのパワーユニットには、ICEの3基目、MGU-Hの3基目、MGU-Kの3基目、コントロールエレクトロニクスの2基目が入れられたのみで、ペナルティ対象にはなっていなかった。

F1カナダGP FP2:初日トップはフェルスタッペン、フェラーリ勢が2、3番手。角田は最多37周を走行

 2022年F1第9戦カナダGPのフリー走行2回目が行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。アルファタウリの角田裕毅は17番手だった。

 雨模様の予報も出ていたカナダGPの週末だったが、幸い雨雲はサーキットを外れ、FP2もドライ路面で行われるようだ。午後5時の時点で気温26.7度、路面温度は42.1度と、FP1とほぼ同じコンディション。セッション開始とともに多くのマシンがコースインしていった。

【タイム結果】F1第9戦カナダGPフリー走行2回目

 2022年F1第9戦カナダGPのフリー走行2回目が行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。アルファタウリの角田裕毅は17番手だった。

角田がパワーユニット交換でグリッド後方への降格が決定。ルクレール、バクーでトラブルのPUは「修復不可能」/F1第9戦

 F1第9戦カナダGP金曜、アルファタウリは角田裕毅のパワーユニットの7エレメントすべてに関して新品を投入、これによりシーズン中に使用できる数を超え、角田は決勝をグリッド後方からスタートすることが決まった。

 FP1の時間帯にFIAは新しいパワーユニットエレメントを投入したマシンを発表、角田のパワーユニットの7エレメントすべてに関し新品が投入されたことが明らかになった。そのうちICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kのシーズン4基目を入れたことで、シーズン中に使用できる基数を超え、ペナルティを受けることとなった(エナジーストア2基目、コントロールエレクトロニクス2基目、エキゾーストシステム5基目については範囲内)。