フェルスタッペンが称えたストラテジスト、ハンナ・シュミッツ「戦略面で刺激的なレースだった」10番手から優勝を達成

 F1第13戦ハンガリーGPで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは10番グリッドから優勝を勝ち取った。レース後、勝利をつかむ上で戦略が大きな役割を果たしたとクリスチャン・ホーナー代表は述べ、フェルスタッペンはプリンシパル・ストラテジー・エンジニアであるハンナ・シュミッツを称えた。シュミッツは、ハンガリーGP決勝はストラテジストにとって非常にエキサイティングなレースだったと語っている。

ウイリアムズF1、10月のアメリカGPで育成ドライバーのサージェントをFP1に起用。ラティフィのマシンをドライブ

 ウイリアムズ・ドライバー・アカデミーのメンバーであるローガン・サージェントは、今年10月にF1デビューを飾る予定だ。母国アメリカのテキサス州オースティンで開催されるアメリカGPで、金曜のフリー走行1回目を担当するのだ。サージェントはニコラス・ラティフィのFW44でFP1セッションを担当し、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでのウイリアムズの準備に力を貸すことになる。

 今年のFIA F2選手権にカーリンから参戦しているサージェントは今年2度の優勝を果たしており、現在はドライバーズランキングでフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)とテオ・プルシェール(ARTグランプリ)についで3位につけている。

アレクサンダー・アルボン、2023年以降もウイリアムズF1に残留。複数年契約を締結

 8月3日、ウイリアムズ・レーシングは、アレクサンダー・アルボンと複数年契約を締結し、2023年以降もアルボンがチームにとどまることを発表した。

 アルボンは2019年にトロロッソ(現在のアルファタウリ)からF1にデビューし、その年のサマーブレイク明けにピエール・ガスリーと入れ替わる形でレッドブルに昇格。F1デビューイヤーをドライバーズランキング8位で終えた。

【SNS特集】F1ハンガリーGP:F1公式もお気に入りの角田語録。「もう一度勝利を目指す」41歳になったアロンソ

 セバスチャン・ベッテルの今季限りでのF1引退のビッグニュースから幕を開けたハンガリーGPは、ジョージ・ラッセルがキャリア初のポールポジションを獲得し、話題をさらった。しかし、終わってみれば予選10番手に沈んだレッドブルF1マックス・フェルスタッペンが大逆転優勝でポイントリードをさらに拡大。サマーブレイク前の最後の1戦となったブダペストの週末をドライバーや関係者のSNSで振り返る。

アストンマーティンF1は「勝てる組織を作る過程にいる」と代表。アロンソの加入に大きな期待

 アストンマーティンのチーム代表を務めるマイク・クラックは、フェルナンド・アロンソの豊富な経験を活かし、チームの進歩を“加速させる”つもりだと語った。

 アルピーヌで2シーズンを過ごしたアロンソは、2023年からアストンマーティンで新たな冒険に乗り出す。富豪のチームオーナーであるローレンス・ストロールは、チームを今後数年で世界チャンピオンの地位につけることを決意している。オーナーの指揮の下で今もあらゆることを証明すべき段階にあるチームに乗り換え、忠誠を誓うというアロンソの真の動機は不明だが、アストンマーティンはチームを前進させる重要な人材を手にしたと確信している。

フェラーリのタイヤ戦略を活かして表彰台を獲得するも「シャルルに同情する」とラッセル/F1第13戦

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、ライバルのシャルル・ルクレール(フェラーリ)へ同情の念を示した。F1第13戦ハンガリーGPではフェラーリのタイヤ戦略が失敗したことで、ルクレールの努力が報われることはなかったのだ。

 ハンガリーGPのレース序盤、ラッセルは先頭集団でルクレールと戦っていたが、中盤の時点でルクレールがトップに立った。ルクレールと、10番グリッドから順位を上げてきた最大のライバルであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)による決戦の可能性が示された。

ピアストリにマクラーレンF1加入のうわさ。アルピーヌは2023年以降の契約の有効性を強く主張

 アルピーヌF1チームは、フェルナンド・アロンソの後任として育成ドライバーで今年リザーブドライバーを務めるオスカー・ピアストリの起用を発表したものの、ピアストリから来季契約を結んだ事実はないとすぐさま否定された。ピアストリはマクラーレンと交渉しているといううわさが持ち上がっているが、アルピーヌはピアストリとの来季契約は疑いなく有効なものであると強く主張している。

 7月28日にアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが今季末でのF1からの引退を発表。8月1日にアストンマーティンがアロンソの来季加入を明らかにし、2日にはアロンソが所属するアルピーヌがアロンソに代わってピアストリがエステバン・オコンのチームメイトとしてF1で戦うと発表した。

アルピーヌF1に契約トラブル。ピアストリの2023年起用を発表も本人が否定「来季彼らのもとで走ることはない」

 アルピーヌF1チームは、8月2日、フェルナンド・アロンソの後任として現在リザーブドライバーを務めるオスカー・ピアストリの起用を発表したが、その約2時間後にピアストリ本人が自分はアルピーヌと契約は結んでおらず、2023年にアルピーヌでは走らないとのコメントを発表、契約状況について両者が異なる見解を持っていることが明らかになった。

 7月28日にアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが今季末でのF1からの引退を発表。それからわずか数日後の8月1日、アストンマーティンはベッテルの後任として2度のF1チャンピオンで現在41歳のアロンソと契約を結んだことを明らかにした。

【F1インタビュー】ハンガリーで苦戦の角田は「クルマのバランスをまとめきれなかったのでは」と山本氏。早急な対策に期待

 アルファタウリの角田裕毅は、2022年シーズンの前半戦最後のレースとなった第13戦ハンガリーGPを19位で終えた。前戦フランスGPでアルファタウリはAT03にアップデートを施したが、ハンガリーでの角田は週末を通してパフォーマンスを発揮できずに苦しんだ。ハンガロリンクを訪れた元ホンダの山本雅史氏は、「クルマのバランスをまとめきれなかったのではないか」と指摘するも、角田の「ドライバビリティは高くなっている」と語る。またFIA F2に参戦する岩佐歩夢についても、シーズン前半を振り返り「85点」と高く評価した。

【F1インタビュー】レッドブルの総合力とフェルスタッペンの速さが光ったハンガリーGPは「完璧なレース」と山本氏

 2022年F1第13戦ハンガリーGPでは、10番手からスタートしたマックス・フェルスタッペンが逆転優勝を飾り、今シーズン8勝目をマークした。上位勢が2ストップ戦略で争うなか、スタートでソフトタイヤを履くというレッドブルの選択が奏功。ハンガロリンクを訪れていた元ホンダの山本雅史氏は、レースを振り返り「チームの総合力とマックスの速さで完勝でした」とレッドブルとフェルスタッペンを称賛した。