レッドブル代表「全員が最高の仕事をして戦略を成功させた」今季9勝目でリードは97点に拡大/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは優勝、セルジオ・ペレスは5位を獲得した。コンストラクターズ選手権をリードしているレッドブルのポイント数は431点となり、2位フェラーリとの差は97点に拡大した。ドライバーズ選手権では、首位フェルスタッペンと2位シャルル・ルクレールの差は80点となっている。

ペレス5位「11番手からしっかり挽回。VSCがなければ表彰台に上れたかもしれない」レッドブル/F1第13戦決勝

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは11番グリッドから5位を獲得した。ソフトタイヤでファーストスティントのなかで順位を上げていき、セカンドスティントからは6番手を走行。終盤、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のピットインで5番手に繰り上がった。

 チームは決勝を前に、ペレスのパワーユニットに新エレメントを入れることを決めた。ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの3基目、エキゾーストシステムの6基目が入れられたが、すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティ対象にはならなかった。

ハミルトン2位&最速ラップ記録「予選でDRSトラブルが起きていなければ優勝争いができたかも」メルセデス/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは7番グリッドから2位を獲得した。なお、レース中のファステストラップ(1分21秒386)も記録している。チームメイトのジョージ・ラッセルが3位に続いたことで、メルセデスにとっては2戦連続、今季2回目のダブル表彰台となった。

 ハミルトンはスタート直後にふたつ順位を上げ、12周目には4番手に上がった。ミディアムタイヤでのセカンドスティントを長く取り、最終スティントでソフトを装着。周囲のマシンよりフレッシュなタイヤで強力なタイムを出し続け、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ラッセルをオーバーテイクして70周のレースの65周目に2番手に浮上、その位置でフィニッシュした。

【角田裕毅F1第13戦密着】「クルマと格闘している感じだった」グリップ不足の原因は不明。前戦のアップデートとは無関係か

「今日は本当に大変な1日で、あまりいいレースができたとは思えない。グリップがまったくなくて、クルマと格闘しているような感じだった。コース上にマシンをとどめておくことさえ、難しい状況だった」

 これはF1第13戦ハンガリーGPのレースを2周遅れで完走した角田裕毅(アルファタウリ)のレース後のコメントだ。その表情は落胆しているというよりも、グリップ不足に陥った理由がわからず、途方に暮れているという様子だった。

6位に終わったルクレール「悲惨なレース。なぜハードタイヤに換えたのか」代表が戦略を弁護:フェラーリ/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは3番グリッドからスタートして6位に終わった。

 ミディアムタイヤを履いてスタート、序盤は3番手を守って走行し、1回目のタイヤ交換を遅らせたことでいったんトップに立った。ミディアムタイヤに交換して2番手を走り、31周目にはジョージ・ラッセル(メルセデス)をオーバーテイク、再びトップに立った。しかし2度目のタイヤ交換でハードタイヤを選んだ後、ミディアムタイヤを履いた後ろのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)よりペースが大幅に劣り、なすすべなく抜かれてしまった。結局ルクレールは4番手走行時の54周目に再度ピットインし、ソフトタイヤに交換、6番手に落ち、そこからポジションを回復できずにフィニッシュした。

P10から優勝のフェルスタッペン、チームの冷静な対応に感謝。ハードタイヤスタートを急きょ取りやめ戦略変更/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは10番グリッドから今季8勝目を挙げた。

 予選Q3でパワー関連のトラブルが発生し、10番手に終わった後、チームはフェルスタッペンのパワーユニットに新エレメントを入れることを決めた。ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの3基目、エキゾーストシステムの6基目が入れられたが、すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティ対象ではない。

角田裕毅19位「グリップがなくて苦戦。なぜアップグレードが効果を発揮していないのか探る必要がある」/F1第13戦決勝

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は19位で完走を果たした。3回ストップでトップから2周後れでのフィニッシュだった。

 テクニカルディレクターのジョディ・エギントンはレース後に次のようにコメントした。

「今日の展開には複雑な思いだ。ピエール(・ガスリー)は(パワーユニットを交換して)ピットレーンからスタートし、非常に強力なレースをした。ソフトコンパウンドとミディアムコンパウンドをうまく使って12位でフィニッシュしたのだ。残念ながら裕毅にとってははるかに難しいレースになった。すべてのスティントでグリップとバランスに苦しみ、全体的にマシンに満足していなかった。テレメトリーからは問題が明らかになっていないが、原因を突き止めるために調査を行う必要がある」

10番手スタートのフェルスタッペンが逆転で今季8勝目。メルセデスが2戦連続W表彰台【決勝レポート/F1第13戦】

 2022年F1第13戦ハンガリーGPの決勝が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝した。2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位はジョージ・ラッセル(メルセデス)となっている。アルファタウリの角田裕毅は19位だった。

 今年のハンガリーGPの週末は初日こそ快晴に恵まれたが、2日目は雨。そして日曜日も、決勝レース中の降水確率は60%と高い。レース開始時の現地時間午後3時の時点で、天候は曇り、気温19度、路面温度27.6度、メインストレートでは向かい風となるやや強い風が吹いている。

F1第13戦ハンガリーGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第13戦ハンガリーGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。