<p>崖っぷちの社民が埋没の危機 参院選公約、共産と酷似</p><p>崖っぷちの社民が埋没の危機 参院選公約、共産と酷似 政党要件を維持するには、直近の衆院選か参院選で全国を通じた得票率2%以上を満たす必要がある。</p><p>社民党が土俵際に追い込まれている。夏の参院選で得票率2%をクリアできなければ、公職選挙法上の政党要件を失うからだ。かつてたもとを分かった政治団体「新社会党」の…</p><p>社民党が土俵際に追い込まれている。夏の参院選で得票率2%をクリアできなければ、公職選挙法上の政党要件を失うからだ。かつてたもとを分かった政治団体「新社会党」の後押しも受けて背水の陣を敷くが、公約は共産党と大差なく、独自色を発揮できるかが焦点となる。 「社民や憲法にとって正念場の選挙だ。9条が変えられるかもしれない国会にどんなことがあっても社民はいなければならない」。参院選の公約を発表した7日の記者会見で、福島瑞穂党首は現状への危機感をこう強調した。 政党要件を維持するには、直近の衆院選か参院選で全国を通じた得票率2%以上を満たす必要がある。先の衆院選は1・77%。次の参院選でも達成できなければ、候補者擁立などで制約を受けることになる。 もはや四の五の言っていられない。参院選では、首相就任の際に「自衛隊は違憲」との基本政策を転換した村山富市社会党委員長への評価をめぐり、平成8年に決別した新社会党とも今回は共闘関係を構築した。公約のスローガンは「がんこに平和! くらしが一番!」で、「ガンコに平和」は社会党を率いて躍進させた土井たか子氏が掲げており、神通力への期待が透ける。 問題は「社民らしさ」をどうアピールするかだ。福島氏は公約に関して「明確に社民らしいのは、9条を改悪させないというだけでなく、戦争を止めようというのを打ち出しているところ」と強調した。 しかし、共産も参院選の公約で「9条改憲に反対」と主張。防衛費の大幅増加や「敵基地攻撃能力」の保有に反対する姿勢のほか、最低賃金時給1500円への引き上げも一致している。立憲民主党幹部は「社民は国会議員の数が2人と少ないので『切磋琢磨(せっさたくま)』がない印象だ。党外の人とも幅広く議論し、政策に厚みを持たせたらどうか」と助言する。(内藤慎二) 特集・連載:</p>