セバスチャン・モントーヤは、6月23~26日にアメリカ・ニューヨーク州のワトキンス・グレン・インターナショナルで開催される『サーレン・ザ・グレン6時間』で、ヘンリク・ヘドマンと父ファン・パブロ・モントーヤのコンビに加わり、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権LMP2クラスを戦うドラゴンスピードUSAのラインアップに復帰することになった。
17歳のモントーヤは今年3月、IMSA第2戦セブリング12時間でシリーズとLMP2カテゴリーデビューを果たした。このときドラゴンスピードは彼を復帰させる予定はなかったが、IMSAシリーズ内の耐久カップである“ミシュラン・エンデュランスカップ(IMEC)”第3戦に出場するため、“もうひとりのモントーヤ”をふたたび追加起用することを決めた。
エルトン・ジュリアンが率いるチームは当初、ブロンズドライバーのヘドマンの予定がレースと重なっていたためザ・グレンに出場しない予定だったが、この問題が解消されたことが明らかにされた。
「セバスチャン(・モントーヤ)はセブリングで素晴らしい仕事をした」とヘドマンは語った。
「彼の予定が空いていることを知って、私たちはスケジュールに6時間レースを追加することを簡単に決定した。これによりミド・オハイオを終えて選手権リーダーとなったLMP2クラスでのタイトル争いに彼と一緒に戻ることができる」
「セブリングでこのラインナップの一員になれて本当にうれしかったし、グレンでの挑戦はいつも楽しみにしているんだ」
また、チームオーナーのジュリアンは次のように付け加えた。「セバスチャンがセブリングで素晴らしい走りを見せてくれた後、中断したところから再開できることを楽しみにしている」
「私たちはセバスチャンのヨーロッパでの素晴らしい活躍を追ってきた。彼のスピードがグレンで役立つと確信しているのと同時に、6時間レースでクルマをドライブする時間を増やすことで彼の(キャリアにとって)助けになると思いたい」
ドラゴンスピードUSAは先月、オハイオ州で行われた今季第5戦ミド・オハイオでLMP2クラス優勝を果たしたばかりだ。
同クラスのドライバー選手権で首位に立っているファン・パブロは、「自分の息子とヘンリクとともにクルマに戻れることは本当にうれしいよ」と述べた。
「彼はセブリングで素晴らしい仕事をしたし、グレンではフロリダで始めたことを終わらせたいと思っている」
「セブリング12時間の最初の数時間のように、1日中力強く走り続ければ勝つチャンスは充分にあるはずだ」
今季はプレマからフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパに参戦しているセバスチャンは、「父やヘンリクと一緒にセブリングを走ったことは、とても勉強になったし、同時にとても楽しい経験だった」とコメント。
「チームはLMP2で最高のセットアップのひとつを用意しているから、もちろん目指すのは優勝だ」