アルファタウリの角田裕毅は、2022年F1第9戦で、初めてカナダのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットを走る。前戦アゼルバイジャンでは優れたパフォーマンスを発揮できていたため、ポジティブな気持ちでカナダGPに臨むことができると、角田は述べている。
角田はバクーで予選8番手を獲得。決勝では終盤に向けて6番手を走行していたが、リヤウイングのトラブルで緊急ピットインが必要になり、ポイントを逃がす結果になった。
「バクーでのレースリザルトはノーポイントに終わり、とても残念でした。でも、アゼルバイジャンでは週末を通して速さがあり、強さを発揮できたので、前向きにカナダの週末に臨むことができます」と角田はカナダGPを前にコメントしている。
「チームとしてベストの予選でしたし、少なくともピエール(・ガスリー)は5位に入ってポイントを獲得することができました。僕は6位でフィニッシュできそうでしたが、リヤウイングの問題でそれがかなわなかったので、とても悔しかったです」
「だからこそ、今週も引き続き前進したいと、やる気が高まっています」
シミュレーターやゲームでしか経験のないジル・ヴィルヌーヴ・サーキットを実際に走るのが楽しみだと、角田は語っている。
「モナコとバクーに続き、モントリオールも通常とは異なるサーキットで、全体的にグリップが低く、高速コーナーを備えたコースです。バクーと同様に、直線スピードを高め、中・低ダウンフォースで走ることになります」
「僕はこのコースをシミュレーターでしか経験したことがないのですが、面白そうだと思っています。F1のゲームをするときによく使っているサーキットで、シミュレーターで走る前に、それなりにイメージをつかんでいました。実際どういう感じなのかはFP1で走った後に分かるでしょう。中・低速コーナーや、高速シケインもあるサーキットです」
「カナダにはこれまで来たことがありませんでした。モントリオールは楽しい街だと聞いているので、初めて行って、トラックについても、それ以外についても、どういう感じなのかを見るのが楽しみです」