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30年ほど前、40歳ごろだったと思う。ある文化団体の会合で出席者の1人が私を見て「書家のみなさんは、年配者が多く、しかも気難しい方ばかりと思い込んでいた。認識不足でした」と話しかけてきた。隣席の人も「私もそう思っていました」と述べ、「書家」談議が繰り広げられた。後日、美術雑誌の編集者…