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<p>ロシア総司令官の更迭、英国防省が確認…ウクライナはHIMARS使用開始「劇的に変化」</p><p>ロシア総司令官の更迭、英国防省が確認…ウクライナはHIMARS使用開始「劇的に変化」 #国際</p><p>【キーウ(キエフ)=深沢亮爾】ロシア軍に侵攻されているウクライナ軍部隊の報道官は25日、自国軍部隊が東部ルハンスク州の要衝セベロドネツクから撤収していることを明らかにした。タス通信は、同州の全域制圧を目指す露軍が最後の</p><p>拠点都市リシチャンスク市内に入ったと報じた。 ウニアン通信によると、ウクライナ内務省系の部隊報道官は撤収理由について「兵士の命を優先し、安全な場所に移動して反撃に備えるためだ」と説明。撤収情報は安全上の理由から24日まで伏せていたという。 ウクライナ軍が拠点にしてきた「アゾト化学工場」の地下施設に避難しているとされる住民500人超の安否は不明だ。州知事は、露軍の攻撃が24日も続いたとSNSで明らかにした。 露国防省は24日夜、セベロドネツクとドネツ川を挟んで隣接するリシチャンスク周辺の11集落を制圧し、市の南側を封鎖したと発表。タス通信によると、露軍が後押しする親露派武装集団の幹部は24日、「1週間半でリシチャンスク一帯を制圧できる」と述べた。 一方、英国防省は25日、侵攻作戦を統括してきたアレクサンドル・ドボルニコフ総司令官が更迭されたとの情報を確認した。5月末に米メディアなどで更迭説が伝えられていた。英国防省は 空挺(くうてい) 軍司令官が更迭されたとの分析も示し、露軍側に指揮命令系統の混乱が続いている可能性がある。 ウクライナの内務相顧問は24日、SNSに投稿した動画で米国が供与した高機動ロケット砲システム(HIMARS)の使用開始を明かした。ウクライナ国防省情報総局トップは英テレビに対し、「8月になれば、戦闘の風向きは劇的に変化する」と述べ、反転攻勢に期待感を示した。</p>