<p>ウイグル弾圧内部資料 習氏ら党中央の指示浮き彫り</p><p>ウイグル弾圧内部資料 習氏ら党中央の指示浮き彫り 中でも注目されるのは、自治区トップの陳全国・党委員会書記(当時)と中国公安トップの趙克志・国務委員兼公安相の発言を記録した3つの資料。発言では「習総書記」「党中央」の言葉が多用された。</p><p>中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区の公安当局から大量流出した内部資料は、少数民族ウイグル族への過酷な弾圧の実態にとどまらず、弾圧が習近平総書記(国家主席)ら…</p><p>中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区の公安当局から大量流出した内部資料は、少数民族ウイグル族への過酷な弾圧の実態にとどまらず、弾圧が習近平総書記(国家主席)ら共産党中央の指示に基づく政策であることを、これまで以上に浮き彫りにした。 中でも注目されるのは、自治区トップの陳全国・党委員会書記(当時)と中国公安トップの趙克志・国務委員兼公安相の発言を記録した3つの資料。発言では「習総書記」「党中央」の言葉が多用された。 そのうち2017年5月に開かれた自治区の治安会議の発言記録によると、陳氏はイスラム教のラマダン(断食月)期間中の治安維持について訓示し、「拘束した人間が数歩でも逃げれば射殺せよ。何の問題があるのか。とっくに許可している」と語った。 特集・連載:</p>