日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
7月3日(日)は、ゲストに要潤とトラウデン直美を迎えて放送される。
「いつも番組を拝見していて、ポツンと一軒家のある場所って、日本のはずなのに日本じゃないような情景が広がっていて、すごく癒やされていますね」と話すのは要。
「土いじりが好きで、畑をお手伝いさせていただいているんです」というトラウデンは、「夜の星空もすごく綺麗で、住んでみたいなって思っているんです」と田舎暮らしに憧れている様子だ。
千葉県・房総半島南側の海に近い山のまっただ中でポツンと一軒家を発見!
衛星写真で確認すると、まるで山をくり抜いたような広い敷地に、きれいに整備された畑がいくつもあるよう。家の前まで道が続いているようだが、この一軒家で終点のようだ。
トラウデンは「都会の人が農家民宿できるような施設かも。周囲に何もない山奥なので、デジタルデトックスができそう」と興味深くVTRを見つめる。
要は「わざわざこんな山奥で暮らしていらっしゃるということはきっと山ありきの生活でしょうか。ジビエ料理を出している民宿だったら素敵ですね」と話す。
捜索隊が向かった最寄りの集落では、田植えの終わった田んぼが広がっている。その道端に年季の入ったバイクを発見。車を降りると、テキパキと畑作業をこなしているおばあさんにさっそく声をかけてみることに。
すると、衛星写真を見るまでもなく、「ポツンと一軒家といえば、このあたりには1軒しかないよ」とにこやかに話す。話を聞くと、80代の夫婦が菜の花を育てながら二人で暮らしているのだとか。
捜索隊の質問に元気に答えてくれたおばあさんは、なんと91歳。しかも、自宅から畑まで3キロの道のりを毎日バイクに乗って通っているのだという。
ポツンと一軒家までの道のりを聞くと、「片方は崖、片方は山の険しい道が続く先に、“七曲りの道”があります。気をつけて行ってきてください」と親切に見送る。捜索隊は“七曲り”という謎のフレーズが気になりながらも、一軒家を目指し山道へと入っていく。
山道を少し進むと「崩落により通行注意」の看板が。その狭い山道は険しい崖に面しているうえ、崖の反対側には深い溝があり、常に脱輪に注意しながら進まなければいけない。
しかも道幅はますます狭くなり、スタジオで観ていた所ジョージも「これは大丈夫じゃないと思うよ」と言葉にするほど。「これが生活道路だなんて、信じがたいですね…」と慎重にハンドルを握る捜索隊だが、この険しさはまだ序の口だった!
険しい崖道の先で待ち構えていたのは、まるでUターンのような180度カーブが連続する“七曲り”の道。しかも急傾斜の荒れた砂利道には落ち葉も積もっており、タイヤが幾度となく空転し、「これは過去最高に険しい道ですよ…」と捜索隊も音を上げる。
そんな番組史上最高レベルに険しい道のりを越えた先で出会ったのは、80代夫婦が支え合う人生ストーリーだった。「心にジーンとくるご夫婦の姿でしたね」と要も感動に浸った、山奥での夫婦のおだやかで丁寧な暮らしぶりとは?