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 2022年F1イギリスGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=20番手(ノータイム)/2=4番手だった。

 今回レッドブルは、エンジンカバー、フロアなどにアップデートを加えているが、FP1はウエットコンディションでスタートしたため、評価作業を進めることはできなかった。フェルスタッペンは、セッション中盤にインターミディエイトタイヤ、終盤にソフトタイヤで合計3周するにとどまり、タイムは出さなかった。

 フェルスタッペンの公式サイトのレポートによると、フェルスタッペンはFP2を通してマシンからの異音に悩まされていたという。最初のランでマシンから異音がすることに気付き、チームに伝えたが、エンジニアからは何も問題ないとの返答が戻ってきた。しかし異音は消えず、ピットに戻って調査し、マシンの修正を行った後、セッション終盤の時点でも異音は消えていなかったということだ。

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、『Motorsport Magazin』に対し、一日を振り返り、以下のように語った。

「正しいバランスを見つけられずにいる。アンダーステアとオーバーステアの両方に苦しみ、低速コーナーでグリップがないのだ。(フェルスタッペンが訴えていた異音は)ボディワークから来たものだった。何かが当たっていたのだ。全く深刻なものではない」

2022年F1第10戦イギリスGP金曜 新しいエンジンカバーが投入されたマックス・フェルスタッペンのレッドブルRB18
2022年F1第10戦イギリスGP金曜 新しいエンジンカバーが投入されたマックス・フェルスタッペンのレッドブルRB18

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=20番手(ノータイム/3周)/2=4番手(1分29秒149:ソフトタイヤ/18周)

 FP1であまり走れない状況だとやはりトリッキーだね。FP2では推測のもとで進めなければならないことが多くなるんだ。自分たちが何に関して作業をすべきなのかは分かっているので、今夜それに取り組むよ。明日の予選中には雨が降るという予報が出ている。つまり今日のセッションとはまた違うコンディションになりそうだ。

 ソフトタイヤで燃料をたくさん積んだ状態で何周か走った。このサーキットは高速コーナーが多く、タイヤが摩耗するのが早い。そのためタイヤのマネジメントがとても難しくなるはずだ。全体的に見て、今日はまずまずの一日だったので、明日の予選を楽しみにしている。