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小学5年のとき、母に連れられて観(み)た映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、人生が決定づけられた。映画をつくる「監督」や「脚本家」という人がいることを知り、「いつか自分も」と夢を抱き始めたのだ。母は映画が大好きだった。高度経済成長期、映画は庶民の最も身近な娯楽だった。「あなた…