「再生・細胞医薬」事業を研究重点領域の一つに据える住友ファーマ。米国で超希少疾患向け製品を事業化するなど開発品が進展し、開発・製造受託(CDMO)も新製造施設が本格稼働し、事業拡大に向けた転換点を迎えている。再生・細胞医薬事業推進などを担当する木村徹代表取締役専務執行役員に戦略を聞いた。
◇米国で、小児希少疾患向け再生・細胞医薬製品の販売を開始しました。
「生まれつき胸腺が欠損している小児先天性無胸腺症の免疫再構築を適応症とした他家培養胸腺組織で、当社グループにとって再生・細胞医薬事業で第1号製品となった。米国では推定で年人程度の乳児が発症し、通常3年以内に亡くなる。まず患者全員に治療を届けるのが目標だ。また、米国だけでなく、日本をはじめ他の国にも患者はいる。どのようにこの製品を届けていくか検討している」
◇再生・細胞医療の開発品の進捗は。続きは本紙で
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